SNSで嘘の副業勧誘 50代男性が約3400万円の詐欺被害 ホテルのリンクをクリックだけで… 室蘭

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室蘭市の50代の男性が、SNSを通じて偽の副業を持ち掛けられ、およそ3400万円をだまし取られました。警察が、詐欺事件として調べています。

警察によりますと、室蘭市に住む50代の男性は、先月17日ごろにSNSで知り合った「札幌市に住む36歳の主婦」を名乗る人物から、「手伝ってほしいことがある」と副業を持ち掛けられました。旅行サイトに掲載されたホテルのリンクを、ノルマの数だけクリックすると、振り込んだ金額のおよそ1割の利益が得られるというもので、男性は先月21日、指定された口座におよそ1万円を振込んでしまいました。

最初の数回は、実際に自分の口座に報酬が振り込まれたため話を信じた男性は、その後も嘘の「副業」を続けてしまったということです。途中から報酬が振り込まれることはありませんでしたが、「ノルマが未達成となった際の追加料金」などとして次々と振り込みを要求され、今月8日までの間に15回以上にわたり合わせておよそ3400万円を送金してしまいました。中には1回で500万円を振り込んだこともあり、不審に思った男性が16日に警察に相談し、事件が発覚しました。

警察によりますと、男性は主婦を名乗る人物と知り合った際、免許証の画像が送られてきたことから話を信用してしまったということです。男性が副業と信じてクリックしていたのは、偽の「旅行サイト」でした。

警察は、SNSで知り合った相手からのもうけ話には詐欺を疑ってほしいと注意を呼び掛けています。

【警察相談専用電話】♯9110