ルールは守られるか 観光名所「セブンスターの木」オーバーツリーズム問題 周辺道路を駐車禁止に 美瑛町

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北海道の美瑛町で長年問題となっているオーバーツリーズム。観光名所、セブンスターの木では周辺の道路を駐車禁止にする対策が始まりました。

永山友菜記者）

「観光名所を一目見ようと、車やバスで多くの観光客が訪れていますが、こちらの狭い道路に駐車してしまう人も多いということで、今日から駐車禁止区域が設定されています」。

美瑛町の観光名所、セブンスターの木。警察は、22日からこの名所に面した2区間の町道を駐車禁止にしました。規制の範囲は、それぞれ500mほどです。

セブンスターの木の前には無料の駐車場がありますが、観光客の車が押し寄せ駐車可能な台数を大きく上回っているのが現状です。

「はい、車通るよ、車通ります」

旅行客が殺到することで観光地での安全や住民生活などに悪影響を及ぼすオーバーツーリズム。住民の生活道路にも関わらず、道の真ん中に座り込んで写真を撮る団体客も。

これまで美瑛町は、観光アドバイザーによる注意喚起などを行ってきましたが、迷惑駐車などのマナー違反が後を絶たず、住民は、長年頭を悩ませてきました。

美瑛町役場 成瀬弘記さん）

「周辺の農家の皆さんから農作業に農業機械がなかなか通行が困難になるという声をいただいています」。

これからの夏休みで観光客のさらなる増加が予想される中、新たに始まった駐車禁止の対策。しかし。

永山友菜記者）

「バイクに乗っていた人が駐車禁止区域に停めて写真を撮っています」。

ルールは守られるのでしょうか。この駐車禁止の対策は来月21日までの試験的なもので、町と警察は今後、効果を検証することにしています。