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「介護疲れを一因とするうつ病を発症」認知症の89歳妻を自宅で殺害 94歳の男に執行猶予付き有罪判決

HTB北海道ニュース / 2024年7月22日 18時10分

(c)HTB

89歳の妻を自宅で殺害した罪に問われている94歳の男の裁判員裁判で、札幌地裁は男に執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。

起訴状などによりますと、札幌市の無職・上牧道雄被告94歳は、去年11月、自宅で妻の英代さん89歳の首をひもで絞めて窒息させ、殺害した罪に問われています。警察の調べに対して上牧被告は「認知症の妻と心中しようとしたが、死にきれなかった」と供述していました。

16日に札幌地裁で開かれた初公判で、上牧被告は「間違いありません」と罪を認め、17日の被告人質問では「周りに相談するという考えはなかった」「体調の悪化で精神的に追い込まれて愚かなことをしてしまったという反省ばかり」などと答えていました。

本間壮惟記者:「今日の公判で判決が言い渡されたとき、上牧被告は証言台の前でまっすぐと正面を見つめていました」。

22日の判決で札幌地裁の吉戒純一裁判長は、「犯行は強固な殺意に基づく悪質なもので、信頼していた被告に殺害された肉体的・精神的苦痛は察するに余りある」と指摘したうえで、「被告は介護疲れを一因とする中等度のうつ病を発症していて、動機の形成に相当程度の影響があり、非難を減ずる事情がある」として、上牧被告に懲役3年執行猶予5年の判決を言い渡しました。

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