大雨で雨竜川が氾濫 北海道・深川市と沼田町で避難指示 愛別町などでも一時避難指示 和寒町では土砂崩れ

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24日の北海道内は前線や低気圧の影響で北部を中心に記録的な大雨となりました。旭川市の江丹別では24時間降水量が観測史上最も多い206.5mmを記録しました。

永山友菜記者）

「川から田んぼへ水が流れ出していて、境目が分からなくなっています。稲も見えなくなるほど完全に浸かってしまっています」。

深川市多度志付近の雨竜川では午前11時過ぎに氾濫が発生。深川市と隣の沼田町では合わせて572人に避難指示が出され住民が避難所に身を寄せていました。

避難した人）

「最近は水害が多いですね。去年も同じ時期に」、「農業メインで仕事をしていますので、農作物の影響がどのくらい出るのか心配ですね」。

また、北海道・愛別町でも愛別川近くの住宅街で道路が冠水。住宅の床下浸水が1件起きていて一時、122世帯239人に避難指示が出されました。

愛別町民）

「（タイヤを指して）ここまで水が入った。」、「そこの草むらだって見えないくらいだった。（Qこの草むらが全部？）見えなかった」、「今までないわ。何十年ぶり。大変」。

北海道・和寒町では午前7時40分ごろ、西和地区の山で土砂崩れが発生。けが人はいませんでした。

交通機関にも影響が出ています。

JR北海道によりますと函館線の深川・旭川間、石北線の旭川・遠軽間で運転を一時見合わせ、特急ライラックなど49本が運休となりました。また、国道は増毛町の231号など3区間で通行止めとなっています。

北海道北部では雨のピークは過ぎたものの河川の増水や氾濫に引き続き警戒が必要です。