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記録的な大雨となった北海道 稲が水没するなど各地で浸水被害 雨竜川で氾濫も 引き続き増水などに注意

HTB北海道ニュース / 2024年7月24日 19時41分

(c)HTB

前線や低気圧の影響で北海道北部を中心に記録的な大雨となった北海道内。旭川市の江丹別では24時間降水量が観測史上最も多い206.5mmを記録しました。

加藤諒也記者)

「木の間からは勢いよく水が田んぼに流れ込んでいます」。

深川市多度志付近の雨竜川では、午前11時過ぎに氾濫が発生。

永山友菜記者)

「川から田んぼへ水が流れ出していて、境目が分からなくなっています。稲も見えなくなるほど完全に浸かってしまっています」。

深川市と隣の沼田町では一時最大で572人に避難指示が出され住民が避難所に身を寄せていました。

避難した人)

「最近は水害が多いですね。去年も同じ時期に」、「農業メインで仕事をしていますので、農作物の影響がどのくらい出るのか心配ですね」。

中川宙大記者)

「こちらの敷地はあたり一面が水浸しになっていて、車のタイヤから下が見えなくなっています」。

北海道上川の鷹栖町では中古車販売店の駐車場が浸水し車が被害に遭ったほか付近の道路が通行止めになりました。

水没した造園会社の従業員)

「茶色のテレビのアンテナが立っているところ。あの中全部水没していますね」、「たぶんあしたの朝まで水がひかないと思うので、あしたの仕事もできない状態です」。

こちらは同じく鷹栖町にある工場。辺り一面水浸しになり、従業員は後片付けに追われていました。工場を再開するには2週間ほどかかるといいます。

ヒロヤ 高本裕也社長)

「(機械の)6割ぐらいは無理でないか」、「途方にくれる。何も考えられなかった」。

また、愛別町でも愛別川近くの住宅街で道路が冠水。住宅の床下浸水が1件起きていて、一時122世帯239人に避難指示が出されました。

愛別町民)

「(タイヤを指して)ここまで水が入った」、「そこの草むらだって見えないくらいだった」、「今までないわ。何十年ぶり。大変」。

和寒町では午前7時40分ごろ、西和地区の山で土砂崩れが発生。けが人はいませんでした。

交通機関にも影響が出ました。

JR北海道によりますと函館線の深川・旭川間、石北線の旭川・遠軽間で運転を一時見合わせ、特急ライラックなど55本が運休となりました。また、国道は増毛町の231号の1区間が通行止めとなっています。

ピークは過ぎたもののこれまでの雨で地盤がゆるんでいるところもあり引き続き河川の増水や土砂災害に注意が必要です。

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