「AirTag」で発見 盗まれたバイクが自動車修理工場で見つかる スリランカ人ら逮捕・送検 富良野市

(c)HTB

盗んだバイクを保管していたなどとして北海道・富良野市内に住むスリランカ人の男4人が逮捕・送検された事件。HTBの取材でその詳細な手口が明らかになりました。

24日に逮捕・送検された富良野市に住むスリランカ国籍の会社役員ジャヤソンダラ・ムディヤンセラゲ・ダンミカ・サラット・クマラ容疑者（43）。

クマラ容疑者らスリランカ人4人は今月1日、クマラ容疑者らが経営する自動車修理工場の敷地内に盗んだバイク3台などを保管した疑いがもたれています。

永山記者）

「盗まれたバイクはこちらの会社に保管されていたということです。敷地内には車がありますが、ひと気は全くありません」。

クマラ容疑者らが経営する富良野市の自動車修理工場。逮捕された4人全員が去年設立されたこの工場で働いていました。この建物の中に盗んだバイク3台などを保管していたことがHTBの取材でわかりました。

バイクが盗まれたのは工場から5kmほど離れた北海道・南富良野町のかなやま湖畔キャンプ場。クマラ容疑者を除く3人はこの駐車場で先月29日、愛知県の男性が所有する時価50万円相当のバイクを盗んだ疑いでも逮捕されています。

黒澤記者）

「被害者がバイクにつけていたエアタグです」、「大きさは500円玉よりも少し大きいくらいですね」。

愛知県の男性は、盗まれたバイクに「AirTag」と呼ばれる紛失防止用のタグをつけていました。

黒澤記者）

「iPhoneの探すというアプリケーションを捜査して、場所がわかる仕組みとなっています」、「（操作して）HTBの住所を指していますね」。

警察によりますと、「AirTag」の位置情報から、盗まれたバイクが自動車修理工場にあることが判明したということです。

4人は盗んだバイクを工場に保管し、何をしようとしたのでしょうか。

警察は4人の認否を明らかにしていませんが、バイクをスリランカに転売しようとした可能性もあるとみて余罪を調べています。