札幌市3年連続で人口減 自然減と若者の道外転出が影響 一方で外国人の人口は増加

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24日に総務省が発表した今年1月1日時点での人口。道内一の人口を誇る札幌市も3年連続の人口減少となりました。

井口七海記者）

「札幌市の外国人の人口は増えている一方で日本人の人口は減り続けている状態です」。

今年1月1日時点の札幌市の人口はおよそ195万7000人。去年より外国人の住民が2216人増加しましたが、全体では2584人減少しました。

札幌市民）

「北海道の人は東京を憧れる。特に（学校）卒業とともに。それで流出してるのかな」。

「減ってるのも意外ではないかな。でも北海道もすごくいいのになと思う」。

この結果について地域人口に詳しい専門家は、亡くなった人が生まれた人を上回る「自然減」と、転入者が転出者を上回る「社会増」のバランスが影響していると話します。

札幌市立大学・丸山洋平准教授）

「社会増は維持しているんですけれど、自然減にはかなり前から転じていて、どちらが大きいかというバランスの中で、最近になって人口の減少に転じた」。

また出生率の低さに加え、若者が男女ともに道外に転出する傾向が強まっていることも要因の一つだと話します。

札幌市立大学・丸山洋平准教授）

「就職機会や大学を卒業した後で、結構な割合が道外に転出していく。就業機会が十分にないということは、札幌から若い人たちがいなくなる1つの大きな理由だと思います」。