本人釈明「パワハラと思っていない」ごみ処理場で威圧「俺が市議と知らないのか」議会も厳重注意 北見市

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北見市の男性市議が市内のごみ処理場に家財道具を持ち込んだ際、分別するよう求めた職員に対し「俺が市議と知らないのか」などと威圧的な発言をして、議会から厳重注意を受けていたことがわかりました。

■西垣内義章市議：

「皆様方の温かいご支援をいただきましてこの西垣内義章頑張りたいと思いますのでどうかよろしくお願いをいたします！」

北見市議会の西垣内義章市議77歳。

2018年に初当選を果たし、現在2期目です。

この西垣内市議を巡り、あるトラブルが起きました。

■永山友菜記者：

「西垣内議員はゴミを分別してから持ってくるよう指摘されましたが、こちらのゴミ置き場の前でゴミを広げ始め、後ろには長い列ができていたということです。」

北見市内にあるごみ処理施設。市などによりますと今月22日、西垣内市議がこの施設に毛布などの家財道具を車で持ち込んできました。この施設では事前に分別してからごみを持ち込むルールを設けていますが、西垣内市議は分別をしていませんでした。

施設の職員が分別するよう西垣内市議に求めると、西垣内義章市議は「ぼーっとしないで手伝え」「おまえらの仕事だ。」「俺が市議と知らないのか？」と威圧的な発言。

職員が手伝うことはありませんでしたが、西垣内市議の分別作業により、4台ほどいた後続の車がおよそ30分間待たされることになりました。

ごみ処理施設から相談を受けた市議会は26日、一連の発言がパワハラに当たるとして西垣内市議を厳重注意しました。

■北見市議会飯田修司議長：

「市議会議員を名乗った上での言動でパワハラと言わざるを得なく、目撃した市民からの苦情も出ており、これらの行為は議会の品位及び権威を傷つける行為に当たると伝えたところ、西垣内議員からは「申し訳ない」との反省の言葉がありました。」「あってはならないと議会としては思ってるところでございます」

西垣内市議は29日の議会を「体調不良」を理由に欠席しました。

西垣内市議はなぜ威圧的な発言をしたのか。

市議の携帯電話に電話をかけてみると。

Q市議だと伝えた理由は

■西垣内市議：

「私が来ていますよということを伝えた別に驚かしているわけでも何でもない」

「こっちではパワハラだとは思っていないしね」

「怒鳴りまくって大声で出してしゃべっていたわけでないし」

「ご迷惑かけましたと謝罪の電話はしています」

北見市議会の議長は今回の問題を受けて、市議のハラスメント防止条例の制定を検討していくとしています。