「とりあえずやばいと」ゆっくりと家の前を…住宅街に体長約2mのクマ 目撃相次ぐ枝幸町 箱わな設置へ

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29日、北海道・枝幸町の住宅街で体長2mほどのクマが目撃されました。今月、周辺ではクマの目撃が相次いでいます。

車のライトが照らす先。そこには体長2メートルほどの大きなクマが。雨の中、まったく動じることもなくゆっくりと住宅の前を歩いています。

29日午後10時半ごろ枝幸町で撮影された映像です。

撮影した戸田朝日さん）

「コンビニで買い物して出た後にそういえば最近クマ出たなと思いながらふいに斜め前くらいを見たらクマがいた感じで」、「とりあえずやばいと思いましたね。ふつうに街中だったんで」。

クマが目撃されたのは枝幸町中心部の住宅街です。目の前にはコンビニが、周辺には中学校や高校もあります。

これはほぼ同じ時間にすぐ近くの自動車販売店の防犯カメラが捉えた映像です。ドアのすぐ外をクマが歩いています。別の防犯カメラには道路を渡って行くクマと、その後ろをゆっくりと走る車が映っています。

この車のライトに照らされていたのが最初の映像で見たクマだとみられています。撮影した人によると、このあと300mほど歩いて行き、姿が見えなくなったということです。

撮影した戸田朝日さん）

「住民としてはおっかないですね。クマは本当に駆除対象にしてほしいですよね。あんなの夜に鉢合わせたら勝てないじゃないですか」。

町内ではクマの目撃件数が先月は5件でしたが、今月は29日までに25件あり、そのうち15件が住宅街で目撃されているということです。町内の水産加工場でゴミが荒らされる被害も起きていて、町は箱わなを設置して駆除することにしています。