札幌丘珠空港⇔新潟トキエア就航から半年 利用者増加で駐車場は満車 アクセス改善に向け新たな取り組みも

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札幌の丘珠空港と新潟を結ぶトキエアの就航から31日で半年です。夏の観光シーズンでさらに利用者が増える丘珠空港、交通アクセス改善に向けた新たな取り組みを始めます。

札幌丘珠空港と新潟空港を結ぶトキエア。今年1月の就航から31日で半年を迎えました。就航当初は人材不足で金曜から月曜の週4日しか運航できませんでしたが、体制が整い今月12日から毎日運航しています。

利用客）

「急に帰らなければならないときに毎日運航してくれると楽でいいです」。

利用客）

「孫たちに会いに。新千歳よりもこちらのほうが便利なので」。

一方、搭乗率は3月だけ8割を超えたもののそれ以外は5割前後で推移。採算ベースとなる7割超えにはまだ課題が残りますが、丘珠空港の利用者増加に大きく貢献しています。

札幌丘珠空港ビル・菅原直樹総務部長）

「ビジネスの方も利用しやすくなったので毎日運航は非常に大きい。認知度もあがってきておりますし、たくさんの方に利用してほしいです」。

丘珠空港の昨年度の年間利用者はおよそ44万人。32年前にいまのターミナルビルができて以来、過去最多となりました。今年度はさらに便数が増え、いまは1日50便が発着しています。こうした利用者の増加で新たな問題も。

本吉智彦記者）

「駐車場はこの時間、満車です。入り口では警備員が満車の札をかかげています。ゲートの前には空きを待っている車も見られます」。

およそ350台の駐車場は平日でも満車に。地下鉄駅から離れているため交通アクセスが課題です。

丘珠空港を運営する札幌市は31日、地元町内会と会議を開催。交通アクセスの改善に向けた今後の取り組みを示しました。地下鉄東豊線栄町駅と丘珠空港を結ぶバスはあすからの8月限定で37本から61本に増便になります。

また来月15日から空港から3kmほど離れた場所におよそ200台分の臨時駐車場を設置する実証実験を行います。

10月14日までで、空港との間は無料のワンボックスカーを運行します。

札幌丘珠空港ビル菅原直樹・総務部長「一番の観光客の方のシーズンですので、しっかりお客さまをストレスなく搭乗いただけるような取り組みを関係者一体となって進めます」