インスリン注射で低血糖 小学生はねて死亡させた男に禁固2年6カ月の実刑判決 「過失は重大」 札幌地裁

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札幌市豊平区で登校中の男子児童をはねて死亡させた罪に問われている男の裁判で、男に禁錮2年6カ月の実刑判決です。

起訴状などによりますと、札幌市の会社員・花田光夫被告（64）は今年5月、登校中に青信号の横断歩道を渡っていた小学4年生の西田倖さんをはねて死亡させた罪に問われています。先月9日に行われた初公判で、花田被告は起訴内容を認めていました。

2日の判決で札幌地裁の加島一十裁判官は「インスリン注射で低血糖になり意識障害に陥る可能性は明白であった。今後、被告本人が運転はしないという意向はあるとしても、過失は重大で実刑判決はやむを得ない」と指摘し、花田被告に禁錮2年6カ月の実刑判決を言い渡しました。

弁護士によりますと、花田被告は控訴しない意向だということです。