「街の重心もぐっと東側に寄ってくる」北海道新幹線札幌延伸で注目集める「創成イーストエリア」札幌

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北海道新幹線の札幌延伸で注目を集める「創成イーストエリア」。新たな複合施設がオープンするなど変わりつつある街を取材しました。

坂詰怜記者：「札幌駅のすぐ近くでは新しいマンションの建設が進むなど、再開発が進んでいます。このエリアに新しい複合ビルがオープンしました」。

札幌市中央区北4条東4丁目に1日オープンした8階建て複合ビル「創成クロス」。2階から8階にはオフィス、1階には商業施設が入ります。

坂詰怜記者：「建物を入ってすぐのところには落ち着いた雰囲気の休憩スペースがあります。こちらは近くに住む人など誰でも利用することができます」。

同じ創成イーストエリアでは他にも。

坂詰怜記者：「JRの線路のすぐ北側には新しい建物が姿を現しています。こちらには病院などが入る予定です」。

札幌市東区北6条東1丁目と2丁目では大型病院のほか、26階建ての高級ホテルや30階建てのマンションが建設中でいずれも来年完成予定です。

次々と再開発が進む創成イースト。その理由は新幹線です。

坂詰怜記者：「創成川をまたぐこの場所には新幹線の札幌駅ができる予定で、いままさに建設工事が行われています」。

札幌延伸工事が完了すると新幹線駅の東改札口から近くなるため、このエリアの利便性がさらに高まる見込みです。

サッポロ不動産開発札幌事業本部 細川恭伸本部長：「新幹線が延伸すると、駅が東の方に寄ってきますので、街の重心もぐっと東側に寄ってくるのかなと思っております。これまで以上に創成イーストエリアが魅力のある街になっていく、そんな期待を持っています」。

新幹線の札幌開業を見据え次々と進む創成イーストの再開発。しかし、肝心の開業時期は2030年度末からの延期が発表されたまま、具体的な時期は明らかにされていません。鉄道・運輸機構が開業時期を示すのは今年の冬以降になる見通しです。