川を背にして橋の欄干に座る女子高校生を押す動画も 19歳の女を殺人などの罪で起訴 旭川女子高校生殺害

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北海道・旭川市で女子高校生が橋から転落し死亡した事件。旭川地検は内田梨瑚被告とともに現場にいた19歳の女を殺人などの罪で起訴しました。

今年4月、旭川市の神居大橋から17歳の女子高校生が橋から落とされて殺害されたとされる事件。旭川地検は2日に旭川家庭裁判所から逆送されていた無職の19歳の女を殺人などの罪で起訴しました。

起訴状などによりますと19歳の女はすでに殺人の罪などで起訴されている内田梨瑚被告（21）と共謀し、女子高校生を自宅のある留萌市から旭川市の神居大橋まで車で監禁し、橋の欄干に座らせて「落ちろ」「死ねや」などと言うなどして橋から落とし殺害した罪などに問われています。19歳の女と小中学校時代に同級生だったという女性は。

19歳の女と小中時の同級生）

「友達関係もあんまりよくなくて、1回聞いたことがあるのは小学校の高学年の時に友達と遊んでいて喧嘩し、包丁を向けたって話は聞いたことがあります。それ以外にもけっこう問題児という感じでした」。

内田被告と19歳の女は、女子高校生を橋の欄干に座らせてスマホで動画を撮影していたことがわかっていますが、HTBの取材でその詳細が明らかになりました。

関係者によると、内田被告が女子高校生のスマホを使って動画を撮影したということです。動画に映っていたのは川に背を向けるようにして橋の欄干に座る女子高校生とその前に立つ19歳の女。19歳の女は女子高校生の太もものあたりを押し、女子高校生は橋から落ちないよう女の腕にしがみついていたということです。

また19歳の女はこれまでの取り調べに対し「事件後、女子高校生のスマホを内田被告の車でひいて破壊した」と供述していることも関係者への取材でわかりました。その後、女子高校生のスマホは内田被告と19歳の女によって旭川市内の川に捨てられたとみられますが、警察の捜索で発見・押収されています。

内田被告がラーメンを食べる動画を女子高校生が無断でSNSに投稿したことがきっかけで起きたとされる今回の事件。旭川地検によると、2人の裁判は裁判員裁判で行われますが、初公判までまだ時間がかかる見通しだということです。