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「宅飲み」で誕生!? 函館市民なら誰でも踊れるほど親しまれる「函館いか踊り」の意外なストーリー

HTB北海道ニュース / 2024年8月2日 19時25分

(c)HTB

夏の一大イベント「函館港まつり」。2日から名物の「函館いか踊り」が始まっています。

前田さん、盛り上がっていますか?

前田愛奈記者)

先ほど午後6時15分から「函館港まつり」の名物「いか踊り」の子どもの部が始まりました。私はその「いか踊り」を引っ張る山車の上から中継をお届けしています。

今年はおよそ1万人が参加し、函館市民なら誰でも踊れるほど親しまれています。この「いか踊り」一体いつどのように誕生したのか取材してきました。

函館市民)

(Qいか踊り踊れますか?)「もちろん踊れます!」。

函館市民)

「踊れます」。

函館市民)

「ある程度は踊れるんじゃないかな」。

函館名物いか踊り「♪いか刺し塩からいかソーメン、もひとつおまけにイカポッポ」

函館市民であれば大人から子供までみんな踊れる「いか踊り」。

夏の一大イベント「函館港まつり」の名物です。誕生したのは44年前の1980年。

中毒性があるこの踊り、一体どのように作られたのでしょうか?

前田愛奈記者)

「ありました!!いか踊りの看板があります。ここが事務所ということですね」。

およそ1万人が参加する「いか踊り」。運営を行う実行委員会のスタッフはすべてボランティアです。

祭りで使う5つの山車も自分たちで2日間かけて作り上げます。

メンバー)

「毎年だ、2日間汗だくなんだ」。

メンバー)

「有給とって」

実行委員会のメンバーの吉川平八郎さん(77)。実はこの吉川さんがいか踊りの発案者なんです。

吉川平八郎さん(77)

「最初スナックの店で函館の祭りを変えようということで、(踊り)作るってなったらイカしかないよなと」。

スナックで盛り上がったという吉川さん。後日「宅飲み」をしていた時にあの踊りが誕生しました。

吉川平八郎さん(77)

「家にみんなで集まって、7、8人。一晩で歌詞も踊りもできたから」。

いわば”お酒のノリ”で完成した「いか踊り」。最初は仲間内だけで踊っていましたが広く市民に普及させたもう1人の立役者がいます。

吉川平八郎さん(77)

「俺たちにとって最高の人間」

8年前、62歳の若さで亡くなった高橋徹さん。当初、歌詞と踊りだけだった「いか踊り」ですが、音楽活動をしていた高橋さんが作曲を行いレコードを発売したのです。

吉川平八郎さん(77)

「レコードができてから小学校・幼稚園・保育園の依頼が来て、運動会でみんな踊るようになって」

事務所内の踊り覚えやすい振付と歌詞に、癖になる曲が合わさった「いか踊り」。瞬く間に市民に浸透し函館の夏の風物詩となったのです。

前田愛奈記者)

横にいるいか踊り実行委員会の青年部・岡田さんは幼稚園などに出向いて踊りを子供たちに教えています。いか踊りの終盤は自由参加となり皆で踊り狂う!いか踊りはこのあと午後9時まで続き、3日も行われます。

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