北海道の最低賃金 初の1000円台へ 道地方最低賃金審議会が50円アップの1010円が適当と答申

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北海道の最低賃金を審議する道地方最低賃金審議会は6日、北海道労働局長に対し道内の最低賃金を50円引き上げ、時給1010円とする答申を行いました。

現在の制度が導入された2002年度以降、最大の引き上げ幅で、初の1000円台となります。

地域別最低賃金は厚生労働省の最低賃金法におけるいわゆる「3要素」、その地域の労働者の生計費、賃金、および企業の賃金支払い能力を総合的に勘案して決定されるもので北海道は現在、時給960円となっています。

今年度の北海道最低賃金は物価上昇率が全国平均よりやや高い水準となっていること、道内の賃金上昇率が全国と比べると若干低いものの前年を上回る水準であること企業全体の景況や業況は全国よりやや高い水準であることなどから引き上げ額は厚生労働省の中央最低賃金審議会が示す目安、50円と同額にすることが適当と判断されました。

この答申を受けて、北海道労働局は異議申し立ての受け付けなどの手続きを経て早ければ10月1日から最低賃金を1010円に引き上げることとなります。