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牧場による障害年金横領事件 傍聴に訪れる聴覚障害者も多く「公費で手話通訳費を」弁護団ら札幌地裁に要請

HTB北海道ニュース / 2024年8月9日 18時48分

(c)HTB

北海道・恵庭市の牧場で障害者が障害年金を横領されたなどとして牧場と市を訴えている裁判。傍聴に訪れる聴覚障害者が多いことから、弁護団らが札幌地裁に公費での手話通訳配置を要請しました。

原告弁護団 船山暁子弁護士:「障害のある方みなさんに関わる裁判である遠藤牧場のこの件でも、『公費』で手話通訳者を配置するべきではないかと申し入れをしました」。

恵庭市の遠藤牧場で住み込みで働いていた知的障害がある3人が障害年金およそ5000万円を横領されるなどの経済的虐待を受けたとして牧場と市に損害賠償を求めている裁判。

障害者の関心は高く傍聴に訪れる聴覚障害者も多いことから、2回目以降の口頭弁論では弁護団が札幌市の手話通訳者派遣事業を申請。市が費用を負担しています。

原告を支援する

DPI北海道ブロック会議 小谷晴子副議長)

「手話通訳もしくは要約筆記がない場合は傍聴席にはいるものの何が行われていて、何が話されているかが全くわからない状況になります。(裁判所に)手話通訳を派遣して欲しいという思いはすごい強くあります」。

須藤真之介記者:「最高裁が国の賠償責任を認めました」。

先月、旧優生保護法に基づく強制不妊手術を巡る上告審判決で、最高裁は全国で初めて「公費」で手話通訳費を負担しました。

地裁でも同様の対応を。8日、弁護団と原告を支援する障害者団体は遠藤牧場の裁判にも公費で手話通訳を配置するよう札幌地裁に要請しました。

原告を支援する

DPI北海道ブロック会議 小谷晴子副議長)

「いま手話は言語の一つのとして認められてきています。どんな障害があっても、1人の人権としてそれを尊重するにはその情報をきちんと伝える、伝えてもらうという権利をその方は持っていると思います」。

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