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「海水浴場外のところは遊泳しちゃいけないことに」お盆休み海の事故相次ぐ 海のレジャーでの事故防ぐには

HTB北海道ニュース / 2024年8月12日 16時17分

(c)HTB

お盆休みに入り北海道では海の事故が相次いでいます。海のレジャーでの事故を防ぐには、どのような点に注意すればいいのでしょうか。

夏の暑さが続くお盆休みの北海道。海水浴場は多くの人でにぎわっています。しかし・・・

加藤諒也記者)

「多くの人が海水浴に訪れています。その奥では12日も捜索が行われています」。

11日、小樽市銭函2丁目の海岸で、27歳のベトナム人男性がおぼれ、行方不明になっています。12日も朝から海保などが捜索をしています。男性が泳いでいたのは、海水浴場ではないエリアでした。

当時、近くの海水浴場で見守りをしていたライフセーバーは

札幌赤十字奉仕団 熊谷吉高委員長)

「波が結構あって寄せてくる波が多いと、それに合わせて引き波が強くなりますから引き波が強いなという印象です、海水浴場外のところは遊泳しちゃいけないことになっているので、それを守っていただければと思います」。

この海岸では、7年前も痛ましい事故が。2017年8月札幌南陵高校3年生が友人と遊泳中に溺れ3人の命が失われました。専門家は、今回の事故と7年前の事故は、同じ原因で起きた可能性があると指摘します。

水難学会・斎藤秀俊理事)

「離岸堤と言って、波消しブロックが沖の方に積まれていて、離岸堤と離岸堤の間の隙間のところに、急に深くなっているところがあったんですね流されてそれで戻れなくなったというのが当時の事故の原因だった、(11日)同じ銭函の海岸でですね、事故があったということになると、場所によって急に深くなっているようなところに入り込んでしまったということがもしかしたら原因として考えられるかもしれません」。

泳いでいなくても海の事故に遭う危険が。11日道南の木古内町の海岸で「妻が引き波にさらわれた」と消防に通報がありました。20メートルから30メートル先の沖に浮かんだ状態で45歳の女性が救助されましたが、病院で死亡が確認されました。夫と妻と9歳の息子の3人で砂浜を散歩をしていたところ誤って息子が海に入り溺れそうになり、助け出すために父親と母親も海に入ったそうです。父親は息子を助け出して陸に戻りましたが母親は「引き波」に飲まれてしまったということです。

水難学会・斎藤秀俊理事)

「(引き波は)もう川の流れみたいなものですね、例えば速さで言うと、もう秒速5mとかね。早い時10mぐらい。あの秒速10mって言ったらばオリンピックの陸上選手が走るぐらいの速さなんですけれども、ものすごい速さで海の方に持っていかれるんですね」。

今後は台風の影響で波も高くなりそうです。台風は通過した後も十分な注意が必要です。

水難学会・斎藤秀俊理事)

「海ではもう台風から来た波がもう1000キロでも渡ってきますので、たとえ晴れている風がないと言っても波が高い強いと感じたら台風によるうねりだと思って海岸に近づかないようにしてほしいと思います」。

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