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慰霊、そして10回目の捜索「帰りを待つ家族も」行方不明者を探すボランティア 知床・観光船沈没事故

HTB北海道ニュース / 2024年8月13日 18時3分

(c)HTB

おととし起きた知床沖の観光船事故。いまも6人が行方不明のままですが、盆の入りにあたる13日、ボランティアの男性が慰霊と捜索に出発しました。

桜井憲二さん)

「ああすればよかった、こうすればよかった、あそこは見たのかなとか、やっぱりその時にやらなきゃいけないことの半分くらいしかできてないんですよね。いつも引っかかってます」

羅臼町の漁師・桜井憲二さん。

行方不明者の捜索をボランティアで続けてきましたが、後悔と反省の思いを抱き続けているといいます。おととし4月、乗客乗員26人を乗せ知床沖で沈没した「KAZUI」。

桜井さんらは事故発生の翌月から捜索を開始。

これまでの9回に渡る捜索で、2人の遺体や多くの遺留品を見つけてきました。

桜井憲二さん)(22年8月)

「家族のためにもっと…みんな協力して探してやってほしいです」

しかし、事故から1年を迎えた去年4月、活動に区切りをつける決意をします。

桜井憲二さん)(去年4月)

「生きている人たちはどこかでけじめをつけて、前に進まないといけない」

自宅でその後も乗客家族と交流してきた櫻井さん。話を聞いている中で、気持ちに変化が出てきたといいます。

桜井憲二さん)

「前に進みたくても進めないというか、そういうのを目の当たりにしていますと、いまやれることをやってあげるしかないのかなと」

そして、10回目の捜索へ。

桜井さんは13日から2泊3日で仲間とともに知床岬や半島西側の文吉湾周辺を徒歩で周ります。以前、遺体を発見した場所などでは線香をあげ犠牲者を慰霊するそうです。

桜井憲二さん)

「2年経ってますけれど、いまだに帰りを待っている家族もいますのでできる限りのことはしてあげたいと思っています」。

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