就業前の着替えや点滴準備など残業認められず…病院職員未払い賃金求め提訴 医療法人「コメントできない」

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札幌市清田区の美しが丘病院の職員が、病院を運営する医療法人を相手取り未払い賃金を求める裁判を起こしました。

札幌地裁に提訴したのは、美しが丘病院で働く看護師ら16人です。訴状などによりますと、就業前の着替えや点滴の準備など業務上必要な行為が残業と認められてこなかったとして、病院を運営する医療法人北武会に対して、未払いの残業代およそ4660万円を請求しています。

原告らが所属する地域労組は、病院側が団体交渉を一方的に打ち切ったため提訴に踏み切ったと話しています。

札幌地域労組・美しが丘病院支部 佐々木晴見支部長）

「今回を機にきちんと話し合いのテーブルについていろんなことを話して良い方向に向けていけたらなと思っているんですが、なかなか兆しが見えてこない」。

今回の提訴を受け「北武会」は「コメントできません」としています。