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「温度確認せず」高温の風呂で全身やけど88歳女性死亡 介護福祉士男性書類送検 温度は40℃台後半以上か

HTB北海道ニュース / 2024年8月15日 19時2分

(c)HTB

入居者を高温の風呂に入れ全身やけどで死亡させた疑いがもたれています。道警が、札幌の特別養護老人ホームに勤務する介護福祉士の男性を業務上過失致死の疑いで書類送検していたことがわかりました。

男性職員)「お湯の温度をきちんと確認していなかった」

警察の調べにこう供述したのは業務上過失致死の疑いで書類送検された40代の介護福祉士の男性。

捜査関係者によりますと男性は3月下旬、勤務先の札幌市豊平区にある特別養護老人ホーム=「羊ヶ丘陽光苑」で、当時88歳の女性入居者を介助中に温度管理を怠って高温の風呂に入れ全身やけどを負わせて死亡させた疑いが持たれています。

女性は病院に搬送され5日後に死亡しました。

警察によりますとお湯の温度は40℃台後半以上だったとみられています。

HTBの取材に対し羊ヶ丘陽光苑は。

羊ヶ丘陽光苑)

「亡くなられた方や家族には謝罪し真摯に対応していきます。施設では入浴マニュアルを見直すなど日々改善に努めています」

介護現場における入浴中の事故。

介護福祉士を養成する北海道介護福祉学校の鈴木敦子さんは入浴介助を行う人が常にお湯の温度を確認することが大事だと指摘します。

北海道介護福祉学校)

「時々温度が変わってしまうこともありますので、熱ければやけどをしてしまいますので、必ずシャワーのお湯の出ているところに指をかける、温度が変化したときに察知できるように、調整しながら」

また、適切なお湯の温度は高くても41度にすべきだといいます。

北海道介護福祉学校)

「38度から41度、その中温浴が一番負担なく、リラックスできるような効果も得られる」「高齢者の方は意外と皮膚の感覚が鈍くなってきたりもしてるので、気がつかないでお風呂に入ってしまって火傷をするっていうこともあるので、そういった事故には十分注意が必要」

リラックスできるはずの入浴中に起きた悲劇。

羊ヶ丘陽光苑はこの介護福祉士の処分を検討しているということです。

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