台風7号の影響がサンマ初水揚げに 高値で売れる本州に出荷できず 初セリ価格去年の1／200以下 根室

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秋の味覚・サンマが北海道根室市の花咲港で初水揚げされました。ここにも台風7号の影響が出ていました。

脂がたっぷりと乗ったサンマ。まだ夏は終わっていませんが、食卓に秋の味覚が届きます。

櫻井靖大記者：「やっぱりサンマはおいしいですね。サンマを食べるとこの季節が来たと思いますね。サンマの体は銀色ですが、味は金メダルです」。

サンマの水揚げ量日本一を誇る根室の花咲港で、初水揚げされたサンマ。今月10日に出漁した大型船が、台風7号の影響で海が荒れる前に漁を終え、港に戻ってきました。

例年は小型船が先に漁に出ますが、今年は大型船のサンマ漁も同時に解禁。初日の水揚げ量は去年の469kgを大幅に上回る、67tほどになりました。

漁師：「去年よりは若干良い。（今年は）今後に期待したい」。

初セリの最高値は1kgあたり626円。水揚げ量の違いだけでなく、台風7号の影響で高値で売れる本州に出荷できないこともあり、去年の14万400円に対し200分の1以下に。

魚信・浅野昌英社長：「買えるような値段ではないと思っていたけど、やっぱり台風の影響だとかで航空便が使えないということも影響して、思ったよりもかなり安かったので」。

早速、根室市内の鮮魚店の店頭に並んだサンマ。こちらのお店はおよそ200kgを仕入れ、1匹80円で販売されました。

札幌から：「なめろうにしたり、あと普通にシンプルに焼いて。すごい新鮮です。でもちょっと細いかな。でも、札幌ではこんなに良いものは食べられないから」。

17日も500tのサンマが水揚げされる見通しです。ただ、出足順調と喜んでもいられません。水産庁は今年の漁獲量は低い水準になると予測しています。

魚信・浅野昌英社長：「とにかく（漁獲の）トン数が上がって、値段の高い安いはあると思うけど、またサンマで盛り上がってもらいですね」。

高値の花となりつつある秋の味覚・サンマ。手頃に食べられる日が戻って来てほしいですね。