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80年周期の爆発に天文ファンが注目!この夏 北海道上空でも見られる特別な天体ショーを見逃すな

HTB北海道ニュース / 2024年8月17日 13時32分

(c)HTB

この夏、私たちの頭上では様々な天体ショーが繰り広げられています。

蒸し暑い夜、星を見ながら涼んでみるのも良いのではないかと思いまして、今回の特オシは「お手軽に星の世界へ」がテーマです。

お伝えするのは

1)流星群って何?

2)低緯度オーロラとは?

3)80年に1度の新星爆発に注目!の3つです。

《流星群って何?》

今週12日夜から13日未明にかけて夜空に現れたペルセウス座流星群です。星空だけでも十分キレイなんですが、さらにこの日は奇跡的にオーロラも出現し、見事な競演となりました。

映像を撮影した藤森和久さんです。藤森さんは札幌市青少年科学館の天文指導員です。普段は「星のふじさん」と呼ばれています。きょうは藤さんに解説していただきます。

流れ星とは塵の粒が地球の大気に飛び込んで大気と激しく衝突すると高温になって気化し、大気や気化した塵の成分が光を放つ現象です。流星群は地球が公転するときにその塵が沢山漂っている場所にさしかかると発生します。いま発生しているのは「ペルセウス座流星群」でふたご座流星群としぶんぎ座流星群を合わせて3大流星群と呼ばれています。

《低緯度オーロラとは!》

そして今回は、オーロラが出現しました。普段は高緯度(=北緯60度以北)の北極圏で見られるものが、60度よりも低い緯度で見られました。

北海道が「低緯度だ」という意味ではなく、60度より低い緯度で見られることから「低緯度オーロラ」と呼ばれています。北海道から見えているのは上層の赤い色の部分です。いまは太陽活動が11年周期のピークに近づいます。いつオーロラが出現するか手軽に知りたいという人は「AuroraForecast」というサイトを検索してみてください。

札幌の街中でも星を楽しめます。HTBの屋上から何が見えるか見てみると15日の夜は夏の大三角やうしかい座のアークトゥルスを肉眼でも確認できました。今回星を見つけるために目安として使ったのが、アプリの「星空ナビ」。夜空にかざすだけで星座が映し出される、まさに現代版の星座早見盤でした。

《80年に一度の爆発が!》

そして世界中の天文学者や天文ファンが注目しているのがかんむり座です!「かんむり座T星」で1866年と1946年の2回、「新星」が出現したと呼ばれる爆発現象が起きていて、そろそろ80年周期の爆発が起こるのではないかと見られているのです。かんむり座の見つけ方は、北斗七星の柄杓をカーブに沿って延長すると、北海道では2番目に明るく見えるといううしかい座のアークトゥルスにぶつかります。アークトゥルスと、これも見つけやすい夏の大三角のベガの方向に、手を伸ばしてげんこつ二つ分のところにかんむり座はあります。もし爆発が起きたら1週間ほど輝いて消えるはず。良く晴れていれば自宅の庭やベランダからも観察できる星座ですので探してみてください。

夏休みは残り1週間。天の川やたくさんの星を観察するなら札幌近郊では定山渓や、当別町の道民の森などがおすすめです。

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