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乗客か乗員の持ち物か ボランティアの男性ら行方不明者の捜索でデジカメ見つける 知床沖観光船沈没事故

HTB北海道ニュース / 2024年8月20日 13時48分

(c)HTB

2年前に知床沖で起きた観光船沈没事故について、先週知床の海岸を捜索したボランティアの男性らがデジタルカメラを発見しました。乗客または乗員の持ち物の可能性があるということです。

塗装の一部が剥がれ、レンズの周辺などが茶色く錆ているデジタルカメラ。先週14日、知床半島の先端付近で羅臼町の漁師・桜井憲二さんら4人のグループが発見しました。

これまでの捜索おととし4月、知床沖で観光船「KAZU1」が沈没した事故。乗客乗員20人が死亡、今なお6人が行方不明のままです。桜井さんらは、事故直後から知床半島沿岸部で行方不明者の捜索を続けています。これまでに2人の遺体と多くの遺留品を発見してきました。

捜索ボランティア桜井憲二さん)

「お盆の季節なので行方不明の家族の皆さんもいろんな思いがあると思うので、その代わりに行ってきたいと思います」。

桜井さんらはお盆時期の先週13日から犠牲者への慰霊をかねた捜索を行いました。捜索2日目の先週水曜日、知床半島先端付近の砂浜で、このデジタルカメラを発見したということです。

捜索ボランティア 桜井憲二さん)

「2年経って、お盆に見つかるのは不思議な感じがします」、「事故の関係者のものであれば、形見というか何らかの証拠として出てくればいい」

「カメラが発見されたー」。

この知らせを受けた複数の乗客家族から、桜井さんに問い合わせがありました。そのうちの1組の家族がHTBの取材に応じました。

息子を亡くした父親)

「うちの息子が購入したカメラの箱が残っていた。それを見て外観が一致していたので、もしかしたらという気持ちになった。うちの息子のものだったらありがたいですし1日でも早く手元に戻ってきてほしいとは思いますが、行方不明者の家族は何も一切戻ってきていない方もいる。そういう方のものであったらいいなという気持ちも半分ある」。

カメラ本体の劣化が進んでいるため、持ち主の特定には中に入っていると思われるSDカードの復元が必要とみられてます。このカメラは警察に引き渡され、持ち主の特定に向けて確認が進められています。

息子を亡くした父親)

「まさにうちの息子が命を落とす前に見た景色を見てみたい。もしかしたら本人が写っているかもしれないし、あるいはこの事件の手がかりになる場面が写っているかもしれないので、非常に重要だと思う」。

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