40代女性と20代男性 NTTファイナンス職員名乗る男らから合計約260万円をだまし取られる 札幌

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札幌市南区の40代の女性ら2人がNTTファイナンスの職員を名乗る男らからの電話を受け2人あわせておよそ260万円をだましとられました。

被害に遭ったのは札幌市南区に住む40代の女性です。今月8日、NTTファイナンスの職員を名乗る男から「有料サイトの未払い金があるので裁判を起こす。中止するには金銭を払う必要がある」と電話があり指定された口座に29万3000円を振り込んでしまいました。

さらに同じ日、個人情報保護委員会の職員を名乗る男から「別の有料サイトの未払い金がある」と電話があり、50万円を振り込んでしまいます。

13日には日本サイバー犯罪対策センターの職員を名乗る男から「あなたのスマホがウイルスをばらまいて損害賠償が必要」と電話があり、50万円を振り込んでしまいました。17日、自ら「違和感を感じ」警察に相談し詐欺だと気づいたということです。

また、札幌市中央区に住む20代の男性も同じような被害に遭いました。

今月11日、NTTファイナンスの職員を名乗る男から「有料サイトの未払い金があるので法的措置をとらせてもらう。止めるには金銭を払う必要がある」と電話があり指定された口座に29万3000円を振り込んでしまいました。

さらに12日、個人情報保護委員会の職員を名乗る男から「別の有料サイトの未払い金がある」と電話があり、50万円を振り込んでしまいます。16日には日本サイバー犯罪対策センターの職員を名乗る男から「あなたのスマホで犯罪が起きたことによる被害者への示談金が必要」と電話があり、50万円を振り込んでしまいました。

この男性も17日、会社の先輩に相談をしたところ詐欺だと気づいたということです。

警察によりますといずれも「＋1」から始まる国際電話の番号で電話がかかってきたということですが、電話口の声は日本語だったということです。

警察は、手口や金額がほぼ同じであることから、2件とも同じ犯人による犯行とみて調べています。また、「身に覚えがない請求には簡単に応じず警察に相談してほしい」として警察相談電話「＃9110」を活用するよう呼び掛けています。