毎年恒例 ギフトを解体した「食品お買得セール」今年は愛媛県のアンテナショップも登場 丸井今井札幌本店

(c)HTB

札幌のデパートで毎年恒例、お中元などのギフトを解体した食品セールが始まりました。物価高と円安の中、嬉しいお買い得品が目白押しです。

賑わい開店と同時に売り場に流れ込む買い物客。丸井今井札幌本店で21日から始まった、「食品お買得セール」です。

鈴木麻友記者)

「すごい賑わいです。すれ違ったり、歩くのもやっとなぐらいですね。たくさんの人が集まっていますよ」。

お中元で余ったギフトの解体品や賞味期限が近いなどの訳アリ商品、およそ1000種類、10万点が売り場に並びます。

鈴木麻友記者)

「皆さん油は何本も一人で買われていきますね。どんどん補充されるんですが、どんんどん無くなっていきます」。

目玉商品は価格の高止まりが続く食用油です。今年5月に大幅な値上がりとなったオリーブオイルは、なんと4割引きです。

買い物客

「ここでしか買わないです。オリーブオイルは。まとめて買っておいて使って、普通より良い物がお安いので」。

そのほかの商品も、平均3割から4割の値引きとなっています。最大で半額のものも。

この機会に、インスタントコーヒーを半年分、まとめ買いする人もいました。

買い物客)

「初日に入れないと、2日目はもうないので、争奪戦なんです。安いしおいしく飲みきれるサイズなので。良かった～」。

お買い得は、まだまだあります。

鈴木麻友記者)

「こちらのベーコンの切り落とし、いろいろなサイズがゴロゴロっと入っています。

かなりずっしりとしているんですが、これだけ入って594円です」。

加工の過程で出た切り落とし。チャーシューやローストビーフなどもあり、さまざまな料理に使えそうです。

不漁で値上がりしている昆布や海苔も人気で、4割引きになっているものも。そして、輸入ワインのコーナーは今年も大賑わいです。世界各国のワインを1本880円で手に入れることができます。

買い物客

「すっきり辛口のを選んでいます。安いですね。安くていいワインが多いので」。

札幌丸井三越 工藤布由子さん)

「（輸入）ワインが一番為替の影響を受けている。ただ、倉庫に眠っているワインを丸ごと買い取る形で、仕入れというところでお値段の安さを実現しています」。

さらに、今年は珍しい体験も。催事場の一画に登場したのは、かんきつ類で有名な愛媛県のアンテナショップです。

蛇口をひねると…なんとみかんジュースが！へたが取れたり、ちょっとした傷ができて出荷できなかったみかんやオレンジをブレンドしたジュースです。

鈴木麻友記者)

「注ぎたてのみかんジュース、いただきます。みかんのフレッシュなみずみずしい感じがそのまま感じられます」。

石丸農園札幌 石丸智仁社長)

「小さいお子さんからお年寄りまで万人受けする味で調整しているので、100パーセント果汁なので、飲みに来てもらいたい」。

札幌丸井三越 工藤布由子さん)

「いま物価高騰が続いているので、その中でも日々の食卓でお召し上がりいただくものは、高品質なものを召し上がっていただきたい。お値段据え置きで提供しているのでぜひたくさんお買い物していただければと思います」。

丸井今井札幌本店の「食品お買得セール」は、8月26日まで開催されています。