【深刻】「ナラ枯れ」の原因 本州以南が生息域の「カシノナガキクイムシ」 道内での越冬を初めて確認

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ミズナラなどの広葉樹が枯れる「ナラ枯れ」の原因となる害虫「カシノナガキクイムシ」通称・カシナガの越冬が初めて北海道内で確認されたことがわかりました。

「ナラ枯れ」は、害虫のカシナガが持ち込んだ「ナラ菌」により、ミズナラなどが枯れる現象です。

道内では去年、道南の松前町と福島町で被害木が初めて確認されました。

北海道 森林計画 立原泰直担当局長

「今後被害木の増加や被害エリアの拡大が予想されている。関係機関の皆様と連携、情報共有をしながら、被害拡大防止に向けて取り組んでいきたい」。

道などが札幌市内で開いた対策会議で、本州以南が生息域だったカシナガが道内で越冬していたことが初めて確認されたほか、知内町と木古内町でも生息が確認されたことが報告されました。

また、来月上旬にヘリや衛星画像を使った被害木の確認調査を初めて行うということです。