北海道各地で激しい雨 JR特急など140本運休に 道路冠水…小学校など46校臨時休校も

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冠水した道路を水しぶきを上げて走る車。台風10号からの暖かく湿った空気が、北海道に停滞している秋雨前線に向かって流れ込み、27日の北海道は各地で激しい雨が降っています。この大雨の影響で胆振地方を中心に、小学校など46校が臨時休校となりました。

大原麻潤記者「雨による影響でこちらの用水路から水が溢れ出て、あちらの駐車場が冠水していたということです」

胆振の厚真町では24時間の降水量が110.5ミリにのぼり、町内の住宅2軒が床下浸水の被害に遭いました。

床下浸水の被害に遭った人「4時、5時ぐらいかな？何回か見ていたんですよ、ちょっと外見たら、もう波のように水が揺れていて。避難するのもこっちは車が通れないので裏を回って避難してといわれた。怖かった、本当に怖かった」

また、厚真町の高丘地区では道道沿いで土砂崩れが発生。午前8時ごろからおよそ1時間にわたり車両が通行できなくなりました。

被害は道南の七飯町でもー

前田愛奈記者「こちら側から土砂が流出しました。すでに撤去作業が終わっていますが、まだ泥が残っていて、奥の方まで石が散乱しています」

七飯町桜町では大雨の影響で函館新道の側道に砂利が流出。およそ2時間半にわたって通行止めになりました。

大原麻潤記者「JR札幌駅の電光掲示板には列車の運行状況が表示されています。いまの状況を確認する人もみられます」

JR北海道によりますと大雨の影響で、函館線や千歳線などの一部区間が一時運転見合わせとなり、札幌と釧路を結ぶ特急「おおぞら」など140本が運休となりました。

雨は今後も降り続き、太平洋側ではあす夜までの24時間に100ミリの大雨となりそうで、引き続き河川の増水や低い土地の浸水に警戒が必要です。