小学校で「サッポロスイカ」振る舞う「すいかまつり」台風10号の影響で道内厳しい残暑 影響は空の便へも

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鈴木麻友記者）

「日差しは強く、しばらく外にいるとじんわり汗をかく暑さです。公園では日陰を選んで休む方も多く見られます」。

午後1時すぎに30.6℃を記録した札幌。6日ぶりの真夏日となりました。

東京からの観光客）

「聞いていたより暑いです。もっと涼しいかと思っていた」。

札幌市民）

「暑さを取り戻したなという感じはあります。でもこれで最後かなという感じもあるので」。

子どもたち）

「おいしい！甘くておいしい」

夢中でスイカをほおばる子どもたち。札幌市立手稲北小学校では晴天の中「すいかまつり」が開かれました。

糖度が高いことで知られる手稲区山口の名産品「サッポロスイカ」。6年生が地域の農家の協力を得て育てたスイカを全校生徒に振る舞う毎年恒例のイベントです。

小学4年生）

「甘くて、やっぱり6年生が育ててくれたからおいしいです」。

小学3年生）

（Q何個食べたの？）「14個。まだまだ食べれる」。

この暑さでスイカをパクパク食べた子どもたち。1日で90玉を消費したということです。

気温上昇の背景にあるのが、29日に鹿児島県に上陸した台風10号。台風からの蒸し暑い空気が道内に流れ込み、厳しい残暑となっています。

その台風10号は現在、九州の広い範囲を暴風域に巻き込みながら北上中。宮崎や鹿児島、大分では線状降水帯が発生しました。風の影響は空の便にも。

北海道エアポートによりますと、新千歳空港では福岡空港発着の便を中心に14便の欠航が決まっています。

福岡に行く予定だった客）

「伊丹空港までの券に急きょ変えて、あとは陸上でいこうかなと思っている。せっかくの新婚旅行なので、なるべく楽しみたいなと思っている」。

列島を縦断する可能性が高い台風10号。30日以降も本州へ向かう便を中心に影響が出そうです。