「シーナシーナ屯田」一部先行オープン 11月には食品スーパー「ロピア」も 近隣スーパーに影響は？

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札幌市北区の商業施設「シーナシーナ屯田」が29日に一部先行オープンしました。11月にはこの施設に食品スーパーの「ロピア」が道内初進出を予定していて期待感が高まっています。

森唯菜アナウンサー）

「シーナシーナがオープンしました。開店と同時に客が入っていきます」。

「シーナシーナ屯田」は、本州で食品スーパーなどを展開するOICグループが道内で初めて運営する商業施設です。先月閉店したイトーヨーカドー屯田店の建物を利用し、飲食店など23店舗が営業をスタートしました。

買い物客）

「どうなったかと思って心配になってきてみた。ATMもあったし（良かった）」。

買い物客）

「こんなに広がったんだなとびっくりした」。

この「シーナシーナ屯田」に11月にオープンするのがコスパ最強をうたう食品スーパーの「ロピア」。神奈川県の店舗を訪ねてみると。

依田英将アナウンサー）

「メガパックにファミリーパック、普段使いのお肉が買える精肉コーナー。どれも1キロ超えで並んでいます。お安いんです」。

食べ盛りの子ども2人がいる4人家族をメインターゲットに、大容量で価格もお手頃の商品が揃っていました。

客（女性40代）

「ここら辺ではイチバン安いんじゃないかなと思って。物価も上がってきているので助かります」。

客（男性80代）

「よそから比べると安いよね肉は」。

依田アナウンサー）

「ははは、なんですか、これ、生本鮪ブーメランってあります」。

鮪を切った形からその名がついたという「ブーメラン」。赤身、中トロ、大トロと3つの部位が楽しめるロピアの名物商品です。店内ではこうしたロピアオリジナルの商品がたくさん販売されています。

トッピングしたチーズに焦げ目をつけて香ばしさを加えた「つくねのこんがりチーズ焼き」。ひとつ、90グラムもあります。

依田アナウンサー）

「うーん、野菜がおもった以上にシャキシャキ。いやー、ぎっしり。肉の脂の部分がじんわり出てきて絶妙です」。

1971年に精肉店として開業したロピア。その後スーパーマーケット事業に参入し2009年に「ロピア」の1号店をオープン。いまでは国内外に98店舗を展開しています。運営元のOICグループの売り上げはここ10年で7倍という急成長を遂げています。

ロピアを運営 OICグループ 浜野仁志取締役）

「グループ目標として2031年度に売上げ2兆円の中期計画。目標達成するためには全国の中核都市には店舗を広げたい」。

11月の屯田店オープンを皮切りに今後5年で道内25店舗の展開を目指すといいます。

森唯菜アナウンサー）

「道路を挟んで隣にはスーパーの北海市場があります」。

シーナシーナ屯田のすぐ隣にある生鮮スーパー「北海市場屯田店」。ロピアの出店をどのように受け止めているのでしょうか。

北海市場屯田店・斉藤亮彦店長）

「ディスカウントのお店が1件増えるのは脅威のところありますね」。

ロピアを脅威と話す北海市場屯田店ですが、来月18日から新たな取り組みとして北区と石狩市の一部を対象に宅配サービスを開始。会員は順調に増えていて、今後他の店舗でも宅配を始める予定だということです。

北海市場屯田店・斉藤亮彦店長）

「イトーヨーカドーがなくなり困るっていうのもありました。配達もできませんかっていう話は以前からいただいてはいたんですけども、今回良い機会だなと」、「ロピアさんは今回北海道に初出店ですから確かに脅威ではありますけれども、ここに人が集まるということがまさに私たちはプラスと考えています」。

上陸前から話題を呼ぶ「ロピア」。道内の他のスーパーの動きを含めて目が離せません。