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すすきののホテル殺人 母親の裁判でLINEの履歴消した形跡など証拠提出 一方父親と娘の裁判の今後は?

HTB北海道ニュース / 2024年8月30日 16時17分

(c)HTB

札幌・すすきののホテルで首を切断された男性の遺体が見つかり、親子3人が起訴された事件は母親のみ裁判が始まっています。父親と娘の裁判は、今後どのように進むのでしょうか。

去年7月、札幌すすきののホテルで当時62歳の男性が殺害され頭部が持ち去られた事件。起訴されているのは札幌市厚別区に住む、田村瑠奈被告と両親の親子3人です。この内、死体遺棄ほう助と死体損壊ほう助の罪に問われている母親・浩子被告の3回目の裁判が30日、札幌地裁で開かれました。

先月1日に開かれた前回の裁判で父親・修被告の証人尋問が途中で終わり、30日に続きが行われる予定でした。しかし、修被告が新型コロナに感染したため、証人尋問は次回に延期となりました。

代わりに行われたのは検察官からの証拠の提出です。浩子被告のスマートフォンを解析した結果、「車のGPSの記録は残りますか?」とLINEで修被告に送り、その後、履歴を消した形跡があったということです。

この証拠を提出した意図について、元検事で刑事事件に詳しい中村弁護士は…

刑事裁判に詳しい中村浩士弁護士)

「証拠隠滅に関するLINEのやり取りになりますので、通常の方がそういったやり取りを平然とすることはないだろうと。浩子被告が犯行を容認していたということの裏付けとして検察庁は使いたいのだと思います」。

30日の裁判はわずか20分ほどで終わりました。浩子被告の次の裁判は10月1日に開かれ、修被告の証人尋問の続きが行われる予定です。

一方でまだ始まっていない、娘の瑠奈被告と修被告の裁判員裁判。この2人について札幌地裁は、26日付で別々に裁判を行なう決定をしたことが新たにわかりました。

刑事裁判に詳しい中村浩士弁護士)

「瑠奈被告の裁判においては、一番争点となるのはやはり責任能力の有無ですね。一方で修の被告人については、瑠奈被告人の殺害行為、あるいはその計画、これをいつの段階で認識したのかと。認識して凶器準備だったり運搬だったりということを手伝ったのかあるいはそういった認識はなく、手伝った後に事後的に認識したのか、ここが最大の想定になってくると思います。裁判員が混乱して負担が大きいというところから、まず争点が大きく違う場合には分離をする。そういう方向に働くんだろうと思います」。

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