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さよならタコさん 旭川の「タコ形滑り台」が老朽化で解体へ 「寂しい」

HTB北海道ニュース / 2024年8月30日 18時2分

(c)HTB

旭川市内の公園で半世紀以上にわたり親しまれてきた「タコの滑り台」が老朽化のため撤去されることになりました。世代を超えて、別れを惜しむ声が相次いでいます。

公園の中心でひときわ存在感を放つ、タコの形の滑り台。

旭川市の「常磐公園」にある、市内唯一のタコ型すべり台です。この場所で半世紀以上親しまれてきましたが、老朽化のため撤去されることが決まりました。

【市民】「このタコが目立っているので、よく遊んだ記憶があります。寂しいですね」

【初めて来た子ども】「楽しかった」

(Qこのタコなくなっちゃうんだって)

「えーさみしい」

地元企業の寄付により1968年に完成した造形モルタル製の「タコのすべり台」。

正式には「タコ型石の山」と呼ばれ、全国に200個以上あると言われています。このタコのすべり台、ただの遊具ではありません。東京の彫刻家がデザインしたとされていて、子どもたちが芸術の美しさに触れ合うことができる「遊べる彫刻作品」だということです。

【市民】「小学生のとき以来なので、20年くらい来ていなかったので。変わってないなと思うのと、これなくなるの寂しいなって気持ちですね」

世代を超えて多くの人に愛されたタコのすべり台。市民有志がお別れのイベントを企画しています。

【さよならタコさん実行委員会・共同代表・植木大輔さん】「何もしなければ知らない間になくなっちゃったのって感じの市民が沢山いたかもしれないんですけど、より広く知ってもらえるという意味で企画してよかったなと思っています」

お別れ会は9月1日日曜日の午前中に開かれ、タコの滑り台への寄せ書きや集合写真の撮影などが行われる予定です。

【さよならタコさん実行委員会・共同代表・谷口雅彦さん】「日を増すごとに一体感が出てきたことでいよいよ失うことがつらい」

その後、場所を移さず公園内で解体されるタコのすべり台。

撤去された後は、何ができるのでしょうか?

【旭川市土木部公園みどり課公園建設係・白瀬智規係長】「一部の市民の皆さまからは『タコ公園』と呼ばれて親しまれているということも聞いておりましたので、新たに更新する遊具についてもタコの形を踏襲した形で」

これが、その遊具のデザインです。すべり台だけではない、タコをモチーフにした総合遊具にパワーアップ。来年5月ごろに設置され遊ぶことができる予定だということです

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