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「大変危機的な状況」北海道でシカ増加 2022年度のシカによる農業被害が過去最大のおよそ48億円に

HTB北海道ニュース / 2024年9月2日 16時22分

(c)HTB

夏休み、車で遠くまで出かけてシカを見かけた方もいるのではないでしょうか。北海道は今年から3年間を「エゾシカ緊急対策期間」として捕獲に乗り出しています。

本間壮惟記者:「シカが国道を横断しようとしています。シカの大群が国道を横断しています。車が少し減速しています。シカが走って国道を横断しました」。

先月21日の苫小牧市。片側2車線の広い道路を横断しているのは10頭のシカの群れです。別の時間には、シカが道路を渡ろうとしたため急ブレーキで車が停止。クラクションを鳴らされて横断するのを諦めたのかシカは歩道に戻っていきました。

道警によりますと、去年1年間に苫小牧市で起きたシカと車の事故は387件と、道内179市町村の中で最も多くなっています。

苫小牧市民:「僕は毎日運動して歩いているが、毎日行ったら必ず見かけるものすごい。かなりの数じゃないかなと思います」。

シカが増えているのは苫小牧だけではありません。道によりますと、全道のシカの頭数は年々、増加傾向で、昨年度は73万頭となっています。

北海道 新井田順也野生動物対策担当局長:「増加に歯止めがかけられておらず、大変危機的な状況であるという風に認識をしてございます」。

2日、道や環境省などが集まり、増え続けるシカの対策について協議しました。2022年度はシカによる農業被害が過去最大のおよそ48億円に。さらに、昨年度はシカが線路に入り込むなどして列車の運行に支障が出た件数は、こちらの過去最多の4450件ありました。

道は今年1月から再来年12月までの3年間を「エゾシカ緊急対策期間」として、今年だけで18万5000頭を捕獲し個体数を減らすことを目指しています。

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