バスや飛行機に影響も 大雨で土砂流出のJR石勝線 札幌＝帯広・釧路間の特急は2日と3日すべて運休

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加藤諒也記者：「列車の運行状況について案内がされています。人々は足を止めて確認しています」。

8月31日の大雨の影響で、札幌と帯広・釧路を結ぶ石勝線の特急は1日に続き、2日もすべて運休しています。

石田優行カメラマン：「線路わきの地面が陥没しています。重機を使って復旧作業を行っています」。

JR北海道によりますと川端駅と新夕張駅の間で線路に土砂が流入したり線路の土台部分が崩れるなどしているということです。

加藤諒也記者：「釧路行きのバス停前には、大きな荷物を持った人が待ち列を作っています」。

JRの運休により他の交通機関にも混雑が及んでいます。北海道中央バスと北海道バスによりますと、2日は札幌から帯広や釧路に向かうバスのほぼすべてが満席だということです。3日は札幌と帯広の間で4往復8便の増便が決まっています。

バスの利用者：「JRがとまっていて、元々JRで帰るつもりではあったんですけれど、バスの方がいいんじゃないという話になってバスで帰ることにしました」。

丘珠空港のモニターに出ている運航案内には、釧路行きの便に満席の表示も。北海道エアシステムによりますと、2日丘珠発釧路行きの4便中、2便が満席だということです。

飛行機の利用者：「JRが止まっちゃたのでこれはまずいなと思って、飛行機のチケットをかって乗るところです。きょう（2日）の朝に買いました。ぎりぎりだったので座席も少なくて大変でした」。

JR北海道は3日も札幌と帯広・釧路を結ぶ特急をすべて運休し、4日夕方からの運転再開を目指して復旧作業をしているということです。