マニアックすぎる！日本の絶叫マシンを制覇した男が次々発掘！北海道にしかないジェットコースターとは

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北海道の何でも1番を紹介する「イチバン！」今回のテーマはジェットコースター。道内にはマニアも注目する世界的に貴重なジェットコースターが数多くあるんです。知られざる魅力に迫ります。

怪しいサングラスをかけたこの男性。名古屋在住で年齢は非公開。普段は会社員ですが、休日は「ジェットコースター男」の名で、絶叫マシンの魅力をSNSで発信しています。日本にあったおよそ300基はすでに制覇し、これまでに乗った総数は606基に上ります。この日、待ち合わせに指定されたのは北海道最大級の遊園地、ルスツリゾート。「道民は北海道にあるジェットコースターの魅力を知らなすぎる！是非、紹介したい」とHTBに連絡が入り、案内していただくことになりました。

「小学5年生の時に初めて乗ったジェットコースターが今なくなっちゃったんですよ。地元に遊園地があるってことが当たり前じゃないっていうのを知ってもらいたい！」「めちゃくちゃ熱く伝えるのでよろしくお願いします」

《ウルトラツイスター》

グルグル回る、CMなどでもおなじみのアトラクションですが…実は世界にここにしかない特徴があるといいます。

「北海道まで乗りにくる価値があるジェットコースターだと思います」「行きますよ～。（以下、実況）85度。ほぼ垂直のファーストドロップ。最高速度73キロ。キャメルバックでエアタイム。右にきりもみ回転。もう一回行きます。ダイブループ。さかさまになって一気に加速して最大値4.5G。今度は左に2回転。きりもみ回転！」

実況ではよくわからなかったので改めて聞いてみると普通のウルトラツイスターは後半折り返しのところで、一回止まって、またゆっくりとスタートするが、ルスツはコースが折れ曲がっていて止まらずに一気に2回、グルグルできるのが世界で唯一だということでした。

《点検に同行》

乗るだけではありません。ジェットコースター男さんの発信力や安全への知識は遊園地側も一目置いています。アトラクションの点検に同行の許可が出ました。点検スタッフも「すごいレベルです」「管理をしている人よりも情報としては詳しい」と舌を巻くほど。しかし実は高所恐怖症。おそるおそる階段を上っていきます。

「安全に乗れているのもスタッフさんのおかげであったりとか、ジェットコースターは乗っていたら一瞬で終わるんですけど、実はこんなに高さが高かったりとか、あんなにしっかりしたブレーキがあるとか、ただ乗るだけじゃなくて、いろんな楽しみをしながら乗りたいなと改めて思いました」

《ループ・ザ・ループ》

続いて案内されたのは垂直型のループとしては日本最大のループ・ザ・ループ。1回転するジェットコースターは他の遊園地でもよく見かけるが、日本でここだけしかない特徴があるといいます。早速乗り込みます。

（以下実況）「ループ・ザ・ループ、スタートしました。さあこの台車と車体が連結するところです。さあ頑張れ。ここもOK。上手く連結できました。そしてたわんでいます！

ワイヤーがたわんでいるところも最高です！」

ジェットコースターは通常チェーンで車体を引き上げますが、高いところまで引き上げて落下させる独特の構造のループ・ザ・ループは、日本で唯一、ワイヤーで車体を引き上げます。

（以下実況）「一気に突き離された。バックドロップ、後ろ向きです。垂直ループ！Gがすごい！横を見てください。景色が1回転」「ルスツの大自然、北海道ならではの大自然が、このループ・ザ・ループだと高さ46メートルのジェットコースターなので、一番きれいに見えるんです」

《コークスクリュー》

「見てください。このきれいな宙返り。実はこのジェットコースターが日本で一番古い、日本で初めて宙返りしたジェットコースターなんですよ」

日本初の宙返りコースター、「コークスクリュー」は、1977年、千葉の遊園地で誕生しました。しかしこの遊園地は、わずか5年で閉園。レールをルスツが買い取り、その後、40年以上守り続けてきました。

「40年以上も維持をしてくれているというのはすごいこと。日本初のすごいジェットコースターに乗れるんだというロマンを感じてほしい」

大の苦手というお化け屋敷にも入ります。時代とともに減っていく地方の遊園地を盛り上げるために、新しいアトラクションができたら、皆さんに知ってもらうのが自分の役割だと話します。

《ジェットコースター×花火の共演》

およそ3時間かけてやってきたのは、岩見沢市にある北海道グリーンランド。すでに暗くなってきましたが狙いはこの日のイベント花火大会。

「花火の上に突っ込んでいくような落下が体験できて、ずっともう叫んでました。本当にきょうも最後にこんな素晴らしいジェットコースターに花火を見ながら乗れて、生きていて良かったと思えて、もうジェットコースターは人生の全てです！」

大きさや速さだけではない景色も含めた楽しみ方。それぞれの視点で見てみると皆さんも新たな魅力に気づくことができるのではないでしょうか。