大学のキャンパス内でワインの試飲が楽しめるスポット「北大ワインテイスティング・ラボ」誕生

(c)HTB

6日、札幌に道産ワインの試飲が楽しめる新スポットが誕生しました。この施設、なんと北海道大学のキャンパス内にあるんです。どんな施設なんでしょうか。

来場者）

「ああ、ちょっと思ってた以上においしいわ」

6日から始まった北大ワインテイスティング・ラボ。1500円で12種類以上の道産ワインの中から3種類を選んで試飲することができます。

来場者（Qいろいろな種類ありますが？）「通わないといけない。道内のワインどんどん楽しめたらいいなと思います」。

来場者）

「何回か来たら入れ替わっているんですよね。楽しみです」。

中には入手困難な希少なワインも。北大の余市果樹園でとれたブドウを使ったロゼワインです。

近江谷真由記者）

「いただきます。酸味も甘みもあって、すごく飲みやすいです」。

そしてこちらは小樽市のワイナリーが作ったシードル。このシードルにも北大の果樹園で収穫したリンゴが使われています。

近江谷真由記者）

「辛口でさっぱりしていて、おいしいです」。

でも一体なぜキャンパス内でワインの試飲を？

北海道大学北海道ワイン教育研究センター・曾根輝雄センター長）

「テイスティングをしてもらった方にはアンケートを書いてもらうようにしているんですね。どういった方がどういったものを好んでその要因は化学成分でいったら何なのかということを調べる研究などを行っていこうと」。

試飲ができるこの施設、実は去年9月にできた北大の「北海道ワイン教育研究センター」。北海道をワイン産業の集積地とする「北海道ワインバレー」を目指し、道産ワインの研究が行われています。

北海道大学北海道ワイン教育研究センター・曾根輝雄センター長）

「ワインを作る人は若い人が多いので、人口が増える。若い人が集まってくる場所になっていく。北大としてもいろいろな先生方の研究をすすめて、ワイン産業が発展することに寄与したい」。

おいしく飲んで研究にもつながる「北大ワインテイスティング・ラボ」。支払いはキャッシュレス決済のみで毎週金曜から月曜日に開催されています。