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“令和のコメ騒動”でコメ農家は“少しでも早く届ける工夫” 道内各地で稲刈り・精米・新米販売始まる

HTB北海道ニュース / 2024年9月9日 19時21分

(c)HTB

全国的に深刻な問題となっているコメ不足。道内では各地で稲刈りが始まり一部の店では新米の販売をスタートしていますが、まだ十分な量の供給にはいたっていないようです。

直売所の販売員)

「毎日のように入るようになっていますので、買いだめだけは、どうぞご協力願いましてこれから来られるお客様にもわたりますようにご協力をお願いします」

空知の長沼町にある農家の直売所。開店前からコメを買い求める人の行列ができていました。中には、札幌から買いに来たという人も。

札幌から)

「きのう電話したら朝イチなら買えるよってきました。ようやく買えて良かったです」

札幌から)

「ちょうどなくなった時に新米があったのでやはりお米がないのは不安ですよね」

ここ片桐農園マーケットは自社の田んぼで収穫した新米の「あやひめ」の販売を土曜日から始めました。この日は5キロ入りのコメ、およそ100袋を用意。新米はまたたく間に売れていきました。

本間荘惟記者)

「用意されていた新米およそ100袋ですが、開店からおよそ1時間で本日分完売とあります」

片桐農園マーケット片桐光江さん)

「凄いみなさん慌ててらっしゃるなという方がたくさん。毎日入荷予定。食べる頻度に合わせて買っていただけたら皆様に行き渡るのかなと」

長沼町の隣、南幌町のコメ農家。山本克幸さんは精米作業に追われていました。

やまちゃん農産山本克幸さん)

「コメ騒動が起きていま稲刈りを中断して精米してお客さんに出している」

山本さんの田んぼでは先月25日から「ゆめぴりか」の収穫が始まりました。例年はすべての収穫を終えた後に精米作業を行って新米を販売するのですが、今シーズンは、少しでも早くコメを届けるため、作業の順番を変えたといいます。

やまちゃん農産山本克幸さん)

「新米届けたらえ、新米なのって喜びの声」

いつもは毎月、5キロ入りが300袋ほど売れていましたが、コメ不足が深刻となったこの半月だけで800袋以上が販売されたそうです。

長沼町で稲刈りを行う鈴木知事。過熱気味のコメ騒動の沈静化を図ろうと報道陣を前に北海道米の収穫が順調に進んでいることをアピールしました。

鈴木知事)

「買いだめしないで。北海道の見込みとしては全体で昨年より良い見込みです。いち早くおいしいお米をみなさんのもとに届けるよう頑張ってくれています。みなさんには冷静に対応いただきたいと思いますし、これからおいしい新米が店に並びますからぜひ手に取っていただきおいしいお米を食べてもらいたい」

ホクレンによりますと早いところでは今週末にはスーパーなどの大型店にも新米が並ぶ見込みだということです。

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