JR貨物の検査データ改ざん問題 国交省が12日も車両所の監査 室蘭市 安全確認も作業続く

(c)HTB

JR貨物が車両を組み立てる際の検査データを改ざんしていた問題で、国交省は12日も室蘭市の車両所に監査に入りました。

午前9時ごろ、室蘭市のJR貨物輪西車両所に国土交通省の職員らが特別保安監査に入りました。JR貨物は、列車の車輪と車軸をつなぐ作業で基準値を超える圧力で組み立てたにもかかわらず、データを差し替えるなど改ざんを行っていました。

廣瀬美羽記者「道内の貨物の多くが集まる札幌の貨物ターミナルです。現在、コンテナを積んだ車両が駅に入ってきました」

JR貨物は11日、安全確認が取れていない車両が300両あるとして、全国すべての貨物列車248本の運行を中止しました。

その後、安全確認が取れたことから、12日午前8時時点で245本の運行を再開しています。