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「2割以上は高い」北海道の旬の魚が高騰 海水温上昇などにより来遊数25%減予測 一方で意外な魚が安く

HTB北海道ニュース / 2024年9月16日 16時20分

(c)HTB

品薄だったコメは、北海道産の新米がスーパーなどの店頭にも並び始めましたが、ご飯のお供となる旬の魚が高騰しています。一方で、意外な魚が安くなっています。

加藤諒也記者)

「おいしそうな魚がずらりと並んでいます。店内は多くの人で賑わっています」。

恵庭市のスーパー「うおはん」。先週土曜日に道産の新米が入荷しましたが、ご飯と一緒に食べたい秋の味覚・秋サケは3切れで448円。例年より、高騰しているといいます。

うおはん鮮魚部・佐々木宏幸さん)

「まだ漁が始まったばかりで一概には言いづらいが(例年より)2割以上は高いです」。

道総研によりますと今年の秋サケの来遊数は、海水温の上昇などにより去年よりも25%ほど減る予測となっていて、平成以降で最低となる見込みです。

漁師)

「(サケの水揚げが)16日で350キロぐらいなのであんまり良くはないですね。(Qこのあと豊漁期待できそう?)願いたいですね」。

いくらを作るのに欠かせない生筋子は秋サケの卵巣です。サケの不漁により当然、筋子のとれる量も少なく、値段も高め。こちらのパックは100グラム当たり880円です。

客)

「高いよね。高いです。お客さんに食べさせるのに買っているやつですからキツイよね」。

客)

「(生筋子を)漬けて食べたい思うんですけど、今年はまだ手が届かないなと悩んでいます」。

一方ここ数年高嶺の花となっていたあの魚が今年はお買い得になっているといいます。

うおはん鮮魚部・佐々木宏幸さん)

「去年サンマ、なかったんですよ。すごく高くて手に入りづらかったんですけど、今年は手に入るお求めやすい価格になっています」。

この日はサンマ4匹で410円。

客)

「安い。去年は1匹300円くらいとかしてたので買うって認識じゃなかったです。今からキャンプ行くので、サンマを炭で焼いて食べようかな」。

ところ変わってイカの街・函館では、ある異変が起きていました。

藤田滉平)

「函館市の港では水揚げされたばかりのカツオが氷水に浸かっています」。

定置網にかかったのはカツオ。

地元の市場を訪ねてみると函館産のカツオの刺身がずらっと並んでいます。

丸み佐藤商店・佐藤睦社長)

「函館近海でとれるなんて初めてなので、本当にびっくりしている。大変いいこと。魚体もいいし、脂も乗っているし、食べてもおいしい。函館から東京・札幌あちこち関西方面にまで毎日送っている」。

生鮮カツオの水揚げ量は宮城県の気仙沼港を筆頭に千葉県の勝浦港、鹿児島港と続いています。函館でこれまでとれなかったカツオが今年からとれるようになった理由は?

函館水産試験場・藤岡崇専門研究員)

「函館周辺の海水温が高い状態になっていて函館沖にも回遊してきた」。

今年は暖流の黒潮が北上していてその流れに乗ってカツオが北海道周辺で回遊しているとみられます。カツオフィーバーに沸く函館。新たにカツオ定食を始める飲食店も。

えみちゃんの店笑和・堀川絵巨さん)

「どんどんとれてみなさんの口に入ってくれればいい」。

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