1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「不安しかありません」江差高等看護学院パワハラ自殺問題 亡くなった男子学生遺族が損害賠償求め道を提訴

HTB北海道ニュース / 2024年9月18日 20時20分

(c)HTB

北海道立江差高等看護学院の男子学生がパワハラを受け自殺した問題で男子学生の遺族が損害賠償を求めて道を提訴しました。

前田愛奈記者)

「男子学生が自ら命を絶ってから丸5年です。遺族側の弁護士が提訴のため函館地裁へ向かいます」。

2019年に道立江差高等看護学院の男子学生が自殺した問題。去年5月、第三者委員会は教師によるパワハラがあったと認定し、学校の学習環境と自殺との「相当因果関係」を認めました。

これを受けて道は遺族に謝罪しましたが、その後「法的責任は別」として自殺の賠償には応じない考えを示しています。

鈴木知事(去年11月)

「誠意を持って対応していきたい」。

亡くなった学生の母親)

「誠意なんかないですよ、一切。逆に踏みにじられているとしか言いようがないじゃないですか」。

遺族側は当初、提訴する意向はなかったものの道が自殺との因果関係を認めず自殺の賠償に応じないことから男子学生の「命日」の18日に道に対しおよそ9500万円の損害賠償を求め函館地裁に提訴しました。

弁護士)

「自死との因果関係さえ認めてくれるんであればこちらもある程度柔軟に持ちますというところまで行ったんですけどもそれもやはりだめだった」。

亡くなった男子学生の母親は文書でコメントを出しました。

「静かに落ち着いた生活が出来ると思っていましたが、道からの対応で裁判までしなければならなくなった事で不安しかありません。道はひと1人亡くなっている事実を受け止め責任を取って頂きたいです」。

これを受けて道は「訴状が届き次第内容を精査して適切に対応したい」としています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください