知床沖観光船沈没事故 元側近が社長とのやりとり明かす 乗客家族への謝罪迫ったが…

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知床沖の観光船事故で逮捕された運航会社社長の側近だった男性がHTBの取材に応じ、家族への謝罪を巡る社長とのやりとりを明かしました。

知床遊覧船の社長・桂田精一容疑者（61）は、安全を確保すべき義務を怠った結果、観光船「KAZUI」を沈没させたなどとして、18日逮捕されました。

桂田容疑者が経営していた宿泊施設で働いていた元側近の男性が19日取材に応じ、事故の後の容疑者とのやりとりについて明かしました。

桂田容疑者の元部下・杉浦登市さん：「『乗船者家族には謝罪をしてください』と数回お話をしたことはあります。（桂田容疑者は）『分かってる、分かってる』『するから、するから』『やってるから』という返事ですね、いつも」。

桂田容疑者は事故4日後の会見以降、公の場で口を開くことはなく、家族に対する直接の謝罪も一度もありません。海上保安庁は、午後にも桂田容疑者の身柄を検察庁に送る方針で、捜査が本格化します。