札幌延伸遠のく？ 掘削前のボーリング調査で“機械が折れた” 北海道新幹線渡島トンネル建設工事

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開業時期がさらに不透明になる可能性があります。北海道新幹線渡島トンネルの建設工事で掘削前のボーリング調査が機材の破損で中断していることがわかりました。

北斗市と八雲町にまたがる全長32.7キロの渡島トンネルは、地盤が軟弱で工事が難航し数年単位で工事が遅れています。鉄道・運輸機構は工期の短縮を目指し地盤の状況を把握するため、今年6月からボーリング調査を行っていましたが、きょう作業が中断していることを明らかにしました。

計画ではおよそ500メートルの調査を予定していましたが、台場山工区で301メートル、南鶉工区で183メートル進んだところで、ボーリングの機械が折れたということです。

国交省は、今回のボーリング調査を踏まえて、新たな札幌延伸の開業時期をこの冬以降に示す計画でしたが、今回の中断で計画に影響が出る見込みです。