北海道・納沙布岬沖で漁船同士が衝突 一方の漁船が転覆し5人が海中に投げ出されるも全員救助

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21日朝、北海道の納沙布岬沖で、漁船同士が衝突し5人が海中に投げ出されましたが、全員救助されました。

根室海上保安部によりますと事故があったのは納沙布岬灯台の南約26キロの海上です。衝突したのは歯舞漁協所属でタコ漁をしていた第八十八太東丸（4.9トン）と長崎県の橘湾東部漁協所属のサンマ漁船第五太喜丸（199トン）です。

21日午前7時4分ごろ太喜丸から「漁船と衝突しました」と118番通報がありました。太東丸は、転覆し乗っていた5人全員が一時海に投げ出されましたが、太喜丸により救助され、けが人はいないということです。太喜丸に乗っていた17人もけがはありません。

事故当時、海上は、うねりが1m、9mの風が吹き、視界は良かったということです。太東丸は沈没はしておらず現場海域を漂流中だということです。

現在、根室海上保安部の巡視船1隻が現場に向かい、太東丸を曳航できるかどうか判断するともに事故当時の詳しい状況を調べています。