リサイクルで電子ポイント 札幌のデパートで服やバッグをお得にリサイクル 回収品で作ったリメイク商品も

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秋の衣替えの時期ですが、札幌のデパートでは不要になった服や靴などをお得にリサイクルできる大人気のイベントが開催されています。

本吉智彦記者）

「ずらり並んだ列、みなさんが手にしているのは不要になった服です」。

大丸札幌店で29日（日）まで開催されている人気イベント「エコフ」。要らなくなった衣類や靴、バッグを回収しリサイクルにつなげるキャンペーンで、春と秋の衣替え時期にあわせて行われています。

本吉智彦記者）

「いらなくなった服を箱に入れると、数が表示されます。入れ終わった後表示されたQRコードをスマートフォンで読み取るとクーポンが発行されました」。

持ってきた服などを回収ボックスに入れると1点につき500円分の電子クーポンをもらうことができるんです。

来場者）

（Qきょうは何点持ってきた？）「9点です。毎回来ています。ありがたいですね」。

回収されたアイテムは海外で再利用されるか新たな服へと生まれ変わります。こちらは今年4月にエコフで回収された衣料品を使って札幌の専門学校生がリメイクしたもの。

北海道文化服装専門学校ファッションデザインコース 本庄倫弥さん（20）

「いまハイブランドでも廃棄などが問題となっているので、そこに携われたのですごい良かったなと思っています」。

1階の特設会場ではアパレルブランドが回収品から作ったリメイク商品も販売されています。今回からの新たな取り組みです。

大丸札幌店 常國薫さん）

「流通で携わる1企業としてなるべく廃棄を少なくするということと、生産の方でも環境負荷の小さい形で新たな商品を作るということを心がけていかないといけない」。

本吉智彦記者）

「札幌市でも古着の回収を行っています。かごにぎっしりと集められています」。

札幌市でも市内10か所のリサイクルセンターや清掃事務所で古着の無料回収を行っています。昨年度はおよそ83トンがリサイクルされました。特に衣替えの今の時期は持ち込まれる古着も多いということです。

札幌市リユースプラザ 忍和歌子館長）

「いったん集められまして、主に東南アジアの方にまた着ていただくことになります。クリーニングのビニール袋やハンガー、タグなどを外して、洋服単体での持ち込みをお願いしております。ご協力お願いいたします」。