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去年の2倍ペース サンマ大漁 回転ずし店にも生のサンマ握り「最高においしい」 北海道・根室 花咲港

HTB北海道ニュース / 2024年9月25日 19時5分

(c)HTB

ふっくらと焼きあがった秋の味覚、サンマ。今年は、ひと味違います。

櫻井靖大記者)

「こちらの港では次から次へとサンマが水揚げされています」。

シーズン真っ只中の秋のサンマ漁。14年連続サンマの水揚げ量全国1位の根室の花咲港では25日あさ、大型船13隻からおよそ1000トンのサンマが水揚げされました。2019年以来の「大漁」です。

漁業関係者)

「(Qやっぱりうれしい?)うれしいね。値段は安い。値段は半値だよ今日は」。

花咲港から続く道路はサンマを積んだトラックからこぼれた水で濡れています。通称「サンマ道路」。まとまった水揚げがあった時だけ見られる光景です。

櫻井靖大記者)

「こちらの箱に入ったサンマですが、買い物した方々は自由に持って帰っていいそうです」。

水揚げされたサンマは地元の市場で1キロ200円台で競り落とされました。さっそく、朝から根室市内の鮮魚店で店頭に並びました。100グラム以下の小型のサンマはなんと無料でふるまわれました。

買い物客)

(Qサンマ何個とりましたか?)「15」、「ありがたいですね」。

秋の味覚は札幌にも届いています。

大原麻潤記者)

「脂がのっていてつやつやしていますよ。すごくおいしそうです」。

札幌・中央区の回転寿司店。旬の味、生のサンマの握りが人気です。ほとんど根室で水揚げされたサンマが使われていて、今年は脂が乗って味もしっかりとしたものが多いということです。

東京からの旅行客)

「最高においしいです」、「東京のすし屋にはあまりないですね」。

川崎在住の客)

「すごく新鮮でおいしいです」、「ここ何年かはとれていなかったので久しぶりに味わいました」。

回転寿司店でも自信をもって提供できているということです。

店長)

「去年は仕入れできたりできなかったりという時期が続いていたんで、今年はそれに比べて安定していて、お客さんにも安定して出していくことができている」。

ここ数年深刻な不漁が続いていたサンマ。なぜ、今年は好調なのでしょうか?

水産研究・教育機構 水産資源研究所 巣山哲主幹研究員)

「例年に比べて日本側に近いところにサンマが多かった、そのサンマが比較的大型のものだった」。

水産研究・教育機構などが6月から7月にかけて道東沖で行った調査。今年は去年に比べて7倍の量のサンマが分布していました。結果、今年これまでに花咲港では去年の2倍のペースでサンマが水揚げされています。かつて庶民の味と呼ばれたサンマ。この秋は食卓に並ぶ機会も多くなりそうですね。

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