障がい者への給与未払い「虐待と判断」札幌市内2つの就労支援施設 運営事業者を指定取り消し処分 札幌市

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障がい者への給与が未払いになっている札幌市内の2つの就労支援施設。27日に札幌市はこの2つの施設を運営する事業者を指定取り消し処分としました。

札幌市から指定取消し処分を受けたのは就労支援施設「ミンナノオシゴト桑園」と「ミンナノオシゴト菊水」を運営する中和welfareです。

札幌市によりますと2つの施設で働く障がい者34人への今年6月と7月の給与の一部、およそ210万円が未払いとなっていて、障がい者への虐待に当たると判断したということです。

また、この2つの事業所でサービス管理責任者を配置していなかった期間などがあり、給付金およそ4200万円の過大請求があったとしています。

中和welfareの系列会社「中和興産」は、運営する市内の認可保育園で給付金を不正受給していたとして、札幌市からおよそ1億円の返還を求められています。