1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「希望制で」札幌市「フッ化物洗口」の取り組み始める 二条小学校など4校をモデル校に指定

HTB北海道ニュース / 2024年10月4日 18時20分

(c)HTB

札幌市は、子どもたちの「虫歯の数」が全国平均を上回っていることから、新たな対策として「フッ化物洗口」の取り組みを試験的に始めました。

「1分間長いですけど頑張りましょう、よーいどん」。

札幌の二条小学校で行われた、「フッ化物洗口」。永久歯が生える頃に「フッ素」が入った液体で定期的に歯をすすぎ、虫歯になりにくくするものです。

小学6年生:

「やる前は口の中、もわもわした感じでしたが、いまはすっきりした感じがしました」。

小学6年生「すごくやりやすい味で、多分みんなできると思います」。

札幌市は今年度から二条小学校など4校をモデル校に指定し、来年3月まで、毎週1回のペースで「フッ化物洗口」を実施します。

札幌市保健福祉局 秋野憲一部長:

「札幌のこどもたちの虫歯をフッ化物洗口で大きく減らしていければと考えています」。

札幌市では虫歯のある12歳児の割合が34.1%で、全国平均を上回っています。

道内では9割の自治体が「フッ化物洗口」を取り入れていて、北広島市では平均2.1本だった虫歯の本数が、「フッ化物洗口」の導入後、10年で0.6本にまで減りました。

札幌歯科医師会 大森幹朗専務理事:

「ちょうど奥歯が出てくる時に、このフッ化物、歯の質を強くすることによって、全体のかみ合わせも含めて構築されていく」。

「フッ化物洗口」で使う液体の量は1回10ml。

本吉智彦記者:

「色は無色に見えます、ニオイも感じません」。

液を含んだら歯をすすぐように1分間、口を上下左右に動かします。

本吉智彦記者:

「歯の表面がすごくツルツルしてコーティングされたように感じます。口のなかがとてもすっきりします。苦味とかイヤな味は一切感じませんでした」。

「フッ素」には毒性がありますが、口に入れてもカラダへの影響はないのでしょうか。専門家は。

北海道医療大学 千葉逸朗歯学博士:

「フッ化物洗口に用いるの(液体)は非常に濃度が低いので、その全部の量を飲んだとしても、急性中毒量よりはるかに少ない量になりますので危険性はありません」。

誤って1回分の液体を飲み込んでしまっても、健康に被害が及ぶことはないといいます。

札幌市保健福祉局 秋野憲一部長:

「薬ということで、心配をされるお母さん、お父さんがいると思いますのであくまでもこの事業は希望制でおこなっていきたいと考えています」。

札幌市はモデル校の取り組みを検証して、来年度以降の進め方を決める方針です。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください