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密漁増加 サケ密漁疑いでベトナム国籍の男ら4人逮捕 近所の人“不審な人物を頻繁に目撃” 対策会議も

HTB北海道ニュース / 2024年10月4日 18時50分

(c)HTB

北海道・斜里町でサケを密漁していたとしてベトナム人の男ら4人が逮捕されました。実行犯のグループは10人近くいるとみられ、警察はSNSでメンバーを募るいわゆる「トクリュウ」の犯行とみて捜査しています。

草むらに並べられたサケ。その数は29匹にのぼり、すべて密漁によるものとみられます。

自称・千葉県の明神龍一容疑者(61)。そして、ベトナム国籍の技能実習生グェン・クァン・リン容疑者(25)らあわせて4人は2日午後11時すぎ、斜里町の海別川でサケを密漁した疑いがもたれています。

荒木俊光カメラマン:

「近所の人によりますと、この川ではサケを捕獲する不審な人物の姿が頻繁に目撃されているということです」。

現場は斜里町郊外を流れる小さな川。森や畑に囲まれ人目に付きにくいこの場所が狙われました。川幅はおよそ3m。犯行グループは両岸をまたぐようにネットを張り、サケを一網打尽に採っていたといいます。

そこに密漁パトロール中の警察官が現れ、10人ほどいた集団は散り散りに。岐阜県に住むベトナム人の男1人がその場で現行犯逮捕され、さらに茂みに隠れていた明神容疑者が逮捕されました。

2人の供述などから斜里町内でグェン容疑者が、そして現場近くでもう1人の男が見つかりあわせて4人の逮捕に至りました。警察は4人の認否を明らかにしていません。

「室蘭海上保安部だ。動くな。何してた。」、「サケ釣ってました」、「ダメでしょ」。

道内ではここ数年密漁などの違法な魚の捕獲が増加傾向で、去年はおよそ400件にのぼっています。

こうした事態を受けて斜里町では4日午後、漁協や警察などが会議を開き対策を話し合いました。

斜里第一漁協 馬場浩一組合長:

「まだ漁の期間があるなかで密漁も高頻度だと思っている。しっかり監視体制を敷いていきたい」。

10人近いグループによる犯行とみられる今回の事件。警察は逮捕された4人がSNSで知り合ったなどと話していることから、「匿名・流動型犯罪グループ」いわゆるトクリュウの犯行とみて全容解明を進めています。

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