衆院選“裏金問題”の議員は比例重複認めず 石破総理が示した判断に道内議員は

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27日に投開票予定の衆議院選挙。派閥のパーティー券を巡る裏金問題に関与した議員について、石破総理大臣は比例重複を認めない方針を示しました。道内にも波紋が広がっています。

衆院選に向け裏金問題に関与した自民党議員を公認するのか。解散が迫る中、石破総理が判断基準を示しました。

石破茂総理：

「退路を断って有権者の審判に当落を委ねることとする。党として国民の皆様に納得と共感を求めたい」

石破総理が示した公認しない3つの条件。

1つ目は、自民党内の8段階ある処分のうち、「選挙の非公認」より重い処分を受けた議員。

2つ目は、処分が継続中で、政倫審で説明責任を果たしていない議員。

3つ目は、地元での理解が十分に進んでいないと判断される議員です。

さらに…

石破茂総理：

「地元の有権者一人ひとりと真摯に向き合い、なんとしても小選挙区を勝ち抜くということを求めたい」

裏金問題に関与した議員は全員、比例代表への重複立候補を認めないこととし、復活当選の可能性を排除しました。

石破総理の判断に道民は。

60代男性：

「公認しないのが普通でしょ。（比例重複を認めて）ゾンビのように復活するのは納得できない」

50代女性：

「比例に出られないのは普通に考えれば厳しいと思うが、地元で支援者がいれば受かる方は受かるとは思う」

道5区から出馬予定の和田義明衆議院議員。およそ990万円の不記載で「戒告処分」を受けていて今回、比例での重複立候補はできません。

和田義明衆院議員：

「石破総裁がこういう判断をせざるを得なかった。苦渋の決断だったと思います。小選挙区で全力を尽くすしかない」

今後、「地元での理解が十分に進んでいない」と判断された場合は、非公認となる可能性もあります。

和田義明衆院議員：

Q地元への説明責任は果たしているという認識？

「一定程度果たしていると思っている。仮に非公認であったとしても選挙戦には出馬する」

一方、道5区で立憲民主党から出馬予定の池田真紀元衆議院議員。7日朝、石破総理の判断を痛烈に批判しました。

池田真紀元衆院議員：

「日常の選挙戦の中でその政党の判断として比例順位をどうすべきかとか、そこだけの話ですよね。ということなので、何の処分にも値していないと思います」

「政治とカネ」の問題が焦点となる衆院選。

石破総理は9日に記者会見を行い、どの議員を公認するか結論を示すとみられます。