サービス業の人手不足解消なるか 「自動配膳ロボット」など最新技術の展示会 札幌で開催

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インバウンド需要が回復するなか課題となっているのがサービス業の人手不足です。そんな課題を解決する最新技術の展示会が札幌で開かれています。

表情豊かな「自動配膳ロボット」に…最大200キロの荷物を軽々と持ち上げることが出来るマシーンも。

加藤諒也記者)

「会場には様々なブースが並んでいて多くの人が訪れています」。

白石区のアクセスサッポロで開かれている企業向けイベント。道内外から130を超える企業や団体が一堂に会し、「人手不足」を解消する最新技術を展示しています。

こちらは簡単に“有名シェフの味”を再現できる機械。

機械からの指示)

「チャーシュー50.0g、長ネギ50.0g」

指示された量の材料を、指示されたタイミングで投入するだけ。味付けは機械が自動で行います。わずか3分で黄金色のチャーハンが完成しました。

加藤諒也記者)

「とてもパラパラとしていて味がしっかりとしています。本格中華に負けないような味わいです」。

北海道工商会・申恩哲代表取締役社長)

「料理長が登録している、開発しているレシピを誰でも、料理長がいなくても提供することができて、業種に関わらず、食事を提供するあらゆる産業において十分活用できるものではないか」。

こちらは決まった量のご飯を瞬時に握ったり、よそったりできる機械。いま、ホテルや飲食店からの問い合わせが相次いでいるそうです。

鈴茂器工株式会社・名倉孝部長)

「（人の）約半分ぐらいの時間で済むので人件費削減といったところにも効果があると思います」。

今年、日本を訪れた外国人観光客数は上半期で過去最多を更新。観光業で国内をリードする北海道は人手不足の解消が課題です。

一般社団法人日本能率協会・佐々木俊之さん)

「皆様の提供しているサービスに価値をつけるような、ソリューションとの出会い、発見をぜひしていただきたい」。

日々進化する技術がこれからのサービス業を支えていきます。