賞金未払い問題など「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」 夕張市が名義後援見送る「基準満たさず」

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10月開催予定の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」について、夕張市は事業の全体像が明らかになっていないなどとして名義後援を見送ることが分かりました。

厚谷司夕張市長)

「基準を満たすという状況にないということで、後援はできないと」。

夕張市によりますと「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の主催者から4日に名義後援の依頼があったものの、8日、見送ることを伝えたということです。

見送りの理由について市は、後援の依頼が急であったことや、今年度新たに主催者となった「有志の会」に運営実績がなく、事業の全体像が明らかになっていないためだとしています。この映画祭を巡っては賞金などの未払いが問題になっています。

厚谷司夕張市長)

「これからも今まで通り色々な形で地域や市民に関わっていくイベントであるならガバナンスの再構築は急ぎやっていただきたい」。

後援の見送りにより、今年度は市長が名誉大会長として関わることや市職員が映画祭の運営を手伝うことがなくなりますが夕張市は今後「協力」という形で映画祭に関わっていきたいと主催者に伝えたということです。

今年度の映画祭は公式ホームページで10月24日から27日に夕張市と隣の栗山町で開催されることが発表されていますが、詳しい上映スケジュールなどはまだ明らかにされていません。